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内容説明
乾ききった大地と、凍てつく冬の寒さ。中国北部の自然環境は、たいへん厳しいものです。そんな中で人々は、小麦などを畑で育て、暮らしをいとなんできました。貴重な水をむだにしない農業、衣食住のくふう、祈りや祭り…。厳しい風土につちかわれた生活の知恵をみてみましょう。この巻では朝鮮半島の畑作地帯の暮らしも、あわせて紹介します。小学校高学年以上。
目次
1 東アジア北部の自然と小麦(乾いた土地に生きる;乾燥と寒さをこのむ小麦;小麦はどこから?;ムギの重要性)
2 小麦などを育てる技術(小麦づくりの一年;スキの発達;水分を逃さないくふう;収穫して粉にひく;新たに入ってきた作物;トウガラシなどのスパイス;あわせて育てる家畜)
3 小麦などをめぐる暮らし(メンのいろいろ;マントウとビン;ジャオズと油菜;酒と調味料;その他の食べ物;麦わらなどの利用;麦作地帯の住まい)
4 祈りと願い(豊作を祈る;魔よけと福寄せ;お供えの文化)
著者等紹介
ダニエルス,クリスチャン[ダニエルス,クリスチャン][Daniels,Christian]
東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授。1953年、フィジー生まれ。オーストラリア人。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。博士(文学)。専門は中国西南部と東南アジア大陸部北部の歴史
渡部武[ワタベタケシ]
前東海大学文学部教授。1943年、東京都生まれ。専門は中国文化史。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。同大学院での研究と並行して、民俗学者・宮本常一(1907~1981年)に師事した。わが国における中国の社会史・農業史研究の第一人者であり、出土文物と文献資料、そして広汎なフィールドワークをもとに、当時の暮らしぶりや農業技術の変遷を解明し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みなみ
arugamama
ワタナベ読書愛