出版社内容情報
静かな田園地帯に生まれたコウノトリの兄弟の成長と、それを優しい眼差しで見守る村のおとなや子どもたちを描いた心温まるお話。地球の生物がともに楽しく平和に暮らせるように…という願いが込められた絵本。
かこさとし[カコサトシ]
著・文・その他
内容説明
やまやもりにかこまれた、しずかなむらでうまれた、コウノトリのコウちゃんのおはなし。
著者等紹介
かこさとし[カコサトシ]
加古里子。1926年福井県武生町(現・越前市)生まれ。東京大学工学部卒業。工学博士。技術士。民間化学会社研究所に勤務しながら、セツルメント活動、児童文化活動に従事。退社後、作家活動とともに、東京大学、横浜国立大学などで児童文化、児童行動教育論の講師などをつとめた。土木学会著作賞、日本科学読物賞、児童福祉文化特別賞、菊池寛賞、日本化学会特別功労賞、神奈川文化賞、川崎市文化賞、日本児童文学学会特別賞、日本保育学会文献賞、越前市文化功労賞、東燃ゼネラル児童文化賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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みっくす
44
三兄弟の末っ子くんの名前が息子の愛称と同じで、主人公は義兄と同じ名前で、、ストーリーとは関係ないですが、入りから盛り上がりました♪ かこさんのからすのシリーズのようなストーリー。歌も多くて楽しかったです。今度コウノトリを図鑑で勉強してみます。2017/06/29
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
32
コウノトリについての生態についても知れる本。コウノトリが増えて欲しいという加古さんの思いがよく分かる。人工飼育によって放鳥したコウノトリが少しずつ増えているようで、またいつか日本各地で見られる日が来るといいなぁ。2018/04/15
杏子
19
コウノトリがたくさん空に舞いますように。かこさんの願いがこめられた絵本。今でもコウノトリ繁殖に力を入れているところがあるそう。2018/06/29
ヒラP@ehon.gohon
17
絶滅危惧種になってしまった、コウノトリの復活を祈る絵本です。 コウノトリたちが、人間社会と寄り添いながら、元気に繁殖していければ素晴らしいと思います。2019/04/11
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
コウノトリは特別天然記念物に指定されているが、他の生きもの同様その数を減らしている。住める環境に取り組んでいるのは兵庫県豊岡市、福井県越前市など。環境作りとは、人間も含む生きものたち全てに良いこと。それを破壊したのは人間、他の生きものたちよりも努力が必要だ。福井県越前市にある「かこさとし ふるさと絵本館」にも訪れてみたい。2023/06/27