内容説明
ヤバン諸島に暗黒の時代がやってくる。まるで世界が呪われてしまったかのようだ。はたしてヒックは、剣をだれにもわたさずにドラゴンの反乱に立ちむかい、アルビンが西の荒野の新王になることを阻止できるのか?ヒック・ホレンダス・ハドック三世は、ドラゴン語をあやつるすぐれた剣士であり、史上最高のバイキングヒーローだった。
著者等紹介
相良倫子[サガラミチコ]
国際基督教大学教養学部卒業
陶浪亜希[スナミアキ]
東京都生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェルナーの日記
27
本シリーズの9巻目。なんと本シリーズにして、初ともいえるシリアスなストーリー展開。これ程に、というくらい、運命のいたずらか、過酷な宿命がヒックに襲い掛かる!果たして彼は、この絶望的な困難から立ち上がることが出来るのか?頑張れヒック!負けるなヒック!!自分自身があきらめない限り、どんな暗闇に包まれようとも一条の光が消えない……。否、暗闇が深いほど光の明るさは増すのだ!!2014/12/27
アイアイ
6
ついに大戦争。人間はなんて愚かなんだ。トゥースはドラゴン軍に付くのかヒヤヒヤしてたら、ヒックとオーディンファングに嫉妬してるし、もう本当に可愛いな!安心した。トゥースはヒックの1番のドラゴンだものね。ヒックの奴隷マークがどうしても耳の上じゃなく、右眉の真上にみえるのだが・・。追放されたストイック、命を狙われ1人になったヒック、どんな風に話が巻き返されるのか楽しみです。▷図書館2014/10/21
ゆにす
5
今回もハラハラドキドキ。ストイックのヒックへの愛情がひりひりとします。ドラゴンの生態って猫を参考にしているのかなと思いました。フィッシュがこの物語を最後をかっさらうような気もします。これからも楽しみ。2019/07/22
lovemys
5
時々、文字を読むだけなのに、なんでこんなにも感動するのだろう…、と思える本に出会うけど、まさにこの本がそれ。さらりと書いてあることが、物凄く心にささり、人生の中で大きな糧になるような気がする。子どものうちに物語を通して、こういう経験ができるといいと思った。読んでいて心が震えた。ヒックの成長とアルビンの悪が育つ姿。どちらも元は同じだと思うんだけれど、悪運の強さとか、諦めない心とか。それをどう捉えるかで生き方が違ってしまう。息子氏(小2)が読んでいるけど、もう少し成長してから、また読んで欲しいと思った。2014/09/06
ねええちゃんvol.2
3
★★★★★2012/08/18