内容説明
自分たちの森を壊すものは、絶対に許さない。ファイヤハートは立ち上がった。シリーズ第5弾。
著者等紹介
金原瑞人[カネハラミズヒト]
法政大学教授。翻訳家
高林由香子[タカバヤシユカコ]
埼玉県生まれ。バンコクで育つ。早稲田大学商学部卒業後、外資系銀行勤務ののち、翻訳をはじめる。数々の絵本翻訳コンテスト、児童文学翻訳コンテストで受賞している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェルナーの日記
216
サンダー族を裏切りって追放されたはすのタイガークローがシャドウ族の族長(タイガースター)として戻ってきた! サンダー族の縄張りは火災の影響から完全に戻っておらず、一族の皆は復旧作業に追われる日々が続く。しかし季節は夏を過ぎ秋を迎え厳しい冬へと移らんとしていた…… 族長のブルースターは一族を襲う数々の災難に疑心暗鬼に陥ってしまい、一族の皆や野良猫たちの神(スター族)さえ信じられなくなってしまった。そんな中、また新たなる災難が持ち上がるが―― 果たして副長のファイヤーハートは一族を守ることができるのだろうか?2019/04/25
Amy
21
母親に保護されている子猫から、戦士見習いになると戦士の指導猫が指名される。見習い期間が終わったと判断されたら一猫前の戦士になる。それらを率いる族長と副長がいる。族長と副長にはみんなが敬意を払う。その分だけ責任を担う。サンダー族を守るために本当にがんばってるね、ファイヤーハート。その成長の陰で突きつけられる孤独感。癒してやりたい。でももう家猫にもどる気はさらさらないよね。読み続けるのみ。がんばって。2014/05/11
りらっしー
2
なんかラストでちょっと感動した!ファイアハートの責任感凄い。一族もまとめるのは大変なんだろうなぁ。続きが気になります。シャドウ族の族長はどうなるんだろう。2015/06/01
takatakari
1
****ブルースターが疑心暗鬼に陥り全ての仲間を信用出来なくなり、ファイアハートはそんな族長の元で一族を守る為に奮闘する。2018/01/18
isaribi11
1
なんというストレスフルな子供向け小説か。中間管理職ファイアーハート(猫)のつらく孤独な闘い。頼れる上司が精神的に病んでしまったとき、人は(猫は)どうすればよいのか。崩壊する組織をどう支えるのか。犠牲になる若手。愚直に頑張ることだけが人の(猫の)正義なのか。森を覆う策謀。増え続ける死体。悪逆無道の怨敵タイガースターの勤勉ぶりも光る。猫ヤンキー漫画か猫三国志と思っていたが、だんだん企業小説みたいになってきた。2017/05/24