内容説明
モンゴルの大草原に、馬頭琴という、やさしくうつくしい音をかなでる、がっきがあります。このがっきには、ひつじかいのスーホと白い馬の、せつせつとこころをうつはなしが、かたりつたえられています。ある日の、ゆうぐれのことでした。スーホは、草原にとりのこされてふるえている、うまれたばかりの白い子馬をみつけました。
著者等紹介
王敏[ワンミン]
法政大学教授。日中比較文化と宮沢賢治研究が専門。中国・河北省承徳市の生まれ。大連外国語大学日本語学部卒業、四川外国語学院大学院修了。人文科学博士(お茶の水女子大学)。文化大革命後、大学教員から選出された国費留学生として宮城教育大学で学ぶ。2009年、文化長官表彰
李暁軍[リショウジゥン]
1952年、中国・内モンゴル自治区に生まれ、その大草原で生活した後、天津美術学院に入学。卒業後、中国少年児童出版社に勤務。1989年からアメリカのカリフォルニア大学デービス校で学術研究に従事するかたわら、個展を開催。作品には、内モンゴルの草原に関するものが多い。第4回全国書籍装幀展イラスト優秀賞受賞。1988年、野間児童絵本原画コンクール入賞。中国美術家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ochatomo
8
横長の「スーホの白い馬」が有名な中、この絵本の抽象イメージもひとつの表現 新装改訂版 元本1990年 2014刊2024/09/30
退院した雨巫女。
8
《図書館-通常》【再読】←2021年4月26日。スーホが、白い馬を自慢しなければ、平和に暮らせたかもしれない。2014/03/03
杏子
8
2年生に読み聞かせ候補。2018/03/13
がぉ@春待人
7
モンゴル民話、いわゆる「スーホーの白い馬」 モンゴル楽器馬頭琴の成り立ちに関わるお話。 あちらに比べ、画が幻想的で白い馬もちょっと神秘的です。 ちょっとはかなく悲しいけれど、大好きなお話。 子供の頃読むより、今読むほうが泣けます。2015/04/04
ララ
2
教科書でおなじみのスーホの白い馬と、ほとんど同じ内容でした。2021/02/20