内容説明
猫、猫、猫が次々に登場して、仲間になったり、敵同士になったり、裏切ったり、友情を結んだり、好きになったり、また憎みあったり。ファンタジーを超えた面白さ。友情、裏切り、愛、戦いが渦巻く猫の世界の物語。
著者等紹介
金原瑞人[カネハラミズヒト]
法政大学教授。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
233
著者エリン・ハンターは4人の女性児童文学作家のペンネーム。本シリーズは全米で100万部突破しており、現在も続いている。映画化する話もあって『ハリ・ポタ』の後継との噂も…… 主人公ラスティ―は飼い猫。ちょっと変わった猫で野生に憧れている。飼い主の下でなら不住なく暮らしていけたのに、ある日家を飛び出し野生(野良猫)で生きることに決める。でもノラの生活は厳しく各部族間の縄張り争いや部族内の序列・掟が定められていた。ノラで生きていくためにラスティーはサンダー族の下で見習い猫ファイヤーポーと名付けられて生きていく。2019/01/27
goro@the_booby
49
読み友さんのレビューから手に取りましたが、これが児童書か!と読んでビックリ。いやぁ~面白い!!飼い猫ラスティが野生へ還りサンダー族の中で成長して行くジュブナイル。仲間と出会いや淡い恋に悲しい別れ。王道のような物語だけど猫たちの描写が生き生きとしてて、仕草が目に浮かぶ。安楽な飼い猫生活から嵐の海に船出しファイヤーポーの名を与えられた火のような毛色の猫がこの後どんな猫になるのか楽しみにシリーズを追いますわ~。その昔、懐いていた茶トラの猫はラスティのように猫一族の元に行ったんだなと思った。2019/02/07
shiho♪
20
高図書本。終始脳裏に浮かんだのは新選組の「武士よりも武士らしく」という言葉。ファイアポーは〈二本足〉(人間)の飼い猫生活を捨てて、野生猫の世界へ。そこはいくつかの部族社会。1巻は見習い戦士から戦士へと成長を遂げるお話です。元飼い猫なので仲間からは格下にみられてしまいますが、猫戦士よりも猫戦士らしくあるファイアポー。部族に忠誠を誓い、戦闘能力、コミュニケーション能力も抜群。そして誇り高き族長のブルースター(雌猫)を筆頭に皆個性豊か。皆猫なのに、時に人間に思えたりして不思議な感覚でした。続きが気になる…2021/08/23
きいろ
20
ずいぶん前に勧められたときは、すでに何巻も出ている長いシリーズに尻込みしたのを思い出す。猫!猫!猫!たくさんの猫たち。それぞれ個性的で面白い。ようやく一人前。これからどうなるー?2018/11/04
洋書好きな読書モンガー
18
2月22日が猫の日なので手に取る。15年くらい前に一度読んだ記憶が薄っすらと。6シリーズ36冊にもなっているのか。いつか全部読んでみよう。2025/02/19