文学の散歩道
ぼくはおじさん―アイム・アン・アンクル

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 143p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784338224086
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

内容説明

気合をいれて打ちこむ。相手をたおすのではなく、己に克つ!剣道は、心と技と身体のすべてが一体となっていなければならない。でも、このごろ、大志はなやむばかりだ。ままならない。

著者等紹介

山下奈美[ヤマシタナミ]
1972年静岡県に生まれる。津田塾大学英文学科卒業。日本児童文学者協会会員。第21回ニッサン童話と絵本のグランプリで大賞、『ぼくのスケッチブック』(BL出版)。第16回小川未明文学賞で大賞、『これ、ぼくの宝物です』(学習研究社)。児童文学のほか、第23回さきがけ文学賞受賞。第1回文芸思潮現代詩賞受賞を機に、『文芸思潮』誌上に詩を発表している

篠崎三朗[シノザキミツオ]
福島県に生まれる。桑沢デザイン研究所専攻科卒業。東京イラストレーターズ・ソサエティ、日本児童出版美術家連盟会員。現代童画ニコン賞、高橋五山賞受賞。ミュンヘン国際児童図書館より絵本『おかあさんぼくできたよ』(至光社)、新美南吉童話傑作選『おじいさんのランプ』(小峰書店)が国際的に価値のある本として選ばれる。絵本、さし絵の世界で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

芦屋和音

1
第15回小川未明文学賞優秀賞受賞作を改稿したもの。2012/09/02

kirin

1
12才の不器用で繊細な少年が必死で家族や将来に向き合っている姿に引き込まれました。2010/01/16

punyupunyu

0
武道具屋を営む剣道家の父、警察官で年の離れた兄とその妻の4人家族。兄を嫌う大志だが、稽古を通し、兄への理解を深め、「おじさん」になることへのわだかまりも無くなる。大志が兄に本心を吐き出す場面、兄の履き古したスニーカーにまつわる告白、姪誕生の場面は読み応えアリ。2011/03/24

iku

0
それぞれ家族を思いやっているのに、うまく伝わらないことってあるよなあと思う。何が,不安かもわからない大志の気持ちが痛々しくて、思わず応援してしまう。2011/04/04

にま

0
年の離れた兄の子どもが誕生するという出来事に関連した、12才の少年の心の戸惑いと成長をうまく描いていると思います。家族に対する思いというのは、何かきっかけがないと深く見つめることはないんでしょうね。2009/12/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/233827
  • ご注意事項

最近チェックした商品