内容説明
子どものころにイシガメを見つけた谷川。動物カメラマンである著者は、生まれ故郷の淡路島にもどり同じ谷川でイシガメに再会しました。野生のイシガメの生態を観察し、産卵も撮影することができた、その感動を伝えます。
著者等紹介
松久保晃作[マツクボコウサク]
1961年、兵庫県洲本市生まれ。少年時代を淡路島の海・山・川で遊んで暮らす。東京農業大学農学部卒業。動物写真家として、爬虫両生類や海洋生物など小動物の暮らしぶりを自分の目で見つめ続けている。淡路島の自然環境研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遠い日
11
故郷の淡路島でのイシガメの観察と写真による記録。その生態を知りたいという熱意がぐいぐい伝わってくる。通い詰めた谷川近くの農家の方々との交流まで、ことばでは書かれていないのに、伝わってくる。その方たちからの情報が大切なヒントになったりするのだ。産卵のようすを撮りたかった松久保さんの苦労と努力が叶ったときの嬉しさと満足感は、読み手の胸をも熱くする。2015/05/16
たまきら
7
亀が大好きな人にはたまらない写真がたくさん入っています。日本在来種のニホンイシガメの生態が素晴らしい写真で紹介されています。2015/08/24
あーさん☆花火大会が迫っています!!
5
イシガメの1日?(; ̄Д ̄)?2017/07/29
百万石のマルコ
3
「イシガメを飼っているすべての人に読んでもらいたい」という書き込みを見かけて。これはいい本。イシガメの行動範囲の広さにびっくり。これが野生か!2011/04/09
lonely_jean
1
写真の素養はないが、孵化したての亀、これは相当な作品では。何が起きたんだ、なんだか生まれてきてしまった、と言いたげな表情がなんとも味わい深い。母亀とのエピソードもドラマティック。大造じいさんとガンを思い出した。亀は決して愚鈍ではない、私も長年飼っているのでよくわかる。半年は寝ているが。2021/10/02