内容説明
南太平洋の国・パプアニューギニア。ほぼ自給自足の生活に飛び込んだ、ぼく。いまなお自然に生きる人びとが暮らす鍵は、ブタとサツマイモにあった―。私たちが忘れてしまった、人間が生きる根源のしくみを、やさしく、深く問いかける一冊。
目次
第1章 チェルプメル村の焼畑とブタ(役立たなかった自慢の体力;一日10回のごちそう;草ぼうぼうの畑;サゴヤシの幹からでんぷん採集;ブタの放し飼い;やり投げ試験に落ちる;イモとバナナとサゴ団子の毎日;「おいしい」とは何だろう;人間がふえすぎないようにするしくみ)
第2章 ウェナニ村のサツマイモ(ニューギニア高地社会;サツマイモだけを食べて暮らす人びと;右手に主食のサツマイモ、左手におかずのサツマイモ;サツマイモは畑の肉?)
第3章 ウェナニ村のブタ(戦いの仲直りと結婚の贈り物に必要なブタ;二通りのブタの飼い方;サツマイモで育てたブタ肉のおいしさ;ブタはペットか食料か)
著者等紹介
梅崎昌裕[ウメザキマサヒロ]
1968年長崎県生まれ。東京大学大学院医学系研究科・准教授。1997年、東京大学大学院医学系研究科国際保健学専攻修了。専門は人類生態学。パプアニューギニア、中国・海南島でのフィールドワークを通して、人間の生きるしくみを研究している。環境破壊、人口増加、食糧不足など、私たち人類が直面する問題を解決するための手がかりを見つけることが研究の目標(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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