内容説明
あるひあるとき「おーいおいで」とだれかによばれてぼくはうまれた。ぼくをこのせかいによんでくれたのはだれ?うまれてきたよろこびをえがく。
著者等紹介
くどうなおこ[クドウナオコ]
工藤直子。詩人、童話作家。子どもの感覚や心、生きものたちの気配などを、詩やお話に書き続けている。産経児童出版文化賞、芸術選奨文部大臣新人賞、巖谷小波文芸賞、野間児童文芸賞などを受賞
ほてはまたかし[ホテハマタカシ]
保手浜孝。伊丹市の中学校と小学校で、美術・図工の教師を勤めた後、絵が描きたくて山口県に転居。以来、油絵や版画を制作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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♪みどりpiyopiyo♪
46
わーん。幸せすぎて ちょっと泣きそう♡ ぽかぽかと温かで 優しくって 愛おしくて。■フクマルの毎日は 幸せに包まれて。ずっとこのまま 楽しい日々が続くよね。■世界中のわんちゃん 猫ちゃん達が こんな風に暮らせます様に ♡⊂( 'ᴗ'`U)ノシ (2009年)2019/11/28
とよぽん
46
工藤直子さんの心地よい文。保手浜 孝(ほてはま たかし)さんの絵、フクマルの表情がとてもいい。愛嬌がある。とっても癒される絵本に出会った。フクマルだけでなくどの子も皆、「おいで」って呼ばれて望まれてやってきた! と温かい気持ちになった。2019/10/03
とよぽん
40
くどうなおこさんの文はもちろんだが、ほてはまたかしさんの絵が、味わいのある素敵な絵で、再読して新たな発見があった。フクマルが語る「自分の存在を丸ごと受け止めてくれる」人や生きもの・・・。何て素晴らしい世界なのだろう。フクマルの瞳、表情、しぐさなど、本当に愛くるしい!2023/01/06
chiaki
33
工藤直子さんから紡ぎ出される言葉とそのリズムの美しさ…日向ぼっこのようなあたたかさでとても心地よい。フレンチブルのフクマルの一人称で、ぼくがこの世界に生まれた訳を探すおはなしです。フクマルも人も動物も、みんなこんな幸福感に包まれて生まれてきてるんだよ。これからもずっとずっと、このあたたかさを感じていられますように…!2020/10/05
anne@灯れ松明の火
24
読友さんご紹介。隣市で。くどうさんの詩的な文章にうっとり。ほてはまたかしさん(初読み)の温かく、力強い絵にもうっとり。みんな誰かに呼ばれて、待ち望まれて生まれたんだね。人間の子どもも同じ。2018/02/08