出版社内容情報
めざめよ人々--ヨーロッパ列強による侵略の危機も知らぬげに日本列島は鎖国に眠る。人に対するやさしさ、どこまでも誠実な人柄、燃えるような学問への情熱と憂国の情--志半ばで処刑された若き思想家吉田松陰を、あますところなく描きます。 小学校高学年~一般
著者等紹介
古川薫[フルカワカオル]
1925年、山口県下関市に生まれる。山口大学卒業。山口新聞編集局長を経て文筆活動に入る。1991年、『漂泊者のアリア』で第104回直木賞を受賞する
岡田嘉夫[オカダヨシオ]
1937年、兵庫県神戸市に生まれる。1971年から、さし絵の世界に入る。1973年、『その名は娼婦』他の作品で講談社出版文化賞(さし絵部門)を受賞
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感想・レビュー
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閃
2
まさに大物という言葉が似合う。幕末の動乱の時代にここまで知識を蓄えた人は他に居ないとさえ思わせる。膨大な読書冊数、著書数、知識を集めたいと思う好奇心と向上心は是非見習いたい。井伊直弼の独裁政治で散ることが無念。こういった人物こそが人の上に立つべきではないのかと。2010/09/15
さとう
0
古川薫先生の児童図書。子どもが理解しうる内容かはともかく、吉田松陰の入門書として最高なのでは?雑に幕末長州の知識をベースに持っているわたしにとって、読みやすさ、わかりやすさ、ずば抜けていて、字も大きいから読了まで一日かからない!!なんなら小説より脚色も少ないだろう。先生の人生についてざっくり知れてよかったです。2023/10/08