出版社内容情報
ロッキー山脈の奥深くで遊牧生活を営む少女は、フランス人交易商の妻となり、危険に満ちた旅にガイド兼通訳として同行したが…。第44回課題図書 中学生～一般
内容説明
ロッキー山脈の奥深くで遊牧生活を営むショショーニ・インディアンの少女サカジャウィア。十三歳のときにミネタリー族にさらわれたサカジャウィアは、フランス人交易商の妻となり、生まれたばかりの息子を抱いて、苦しく、危険に満ちた旅にガイド兼通訳として同行した。それは、合衆国大統領ジェファーソンの命を受けたルイスとクラークの太平洋への道をさぐる探検だった。国際アンデルセン賞作家スコット・オデールが、伝説のヒロイン、サカジャウィアの視点から十九世紀はじめのルイスとクラークの冒険を描きなおす迫真の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やまはるか
4
1,800年当時のアメリカの西部探検の史実に基づく物語。探検隊に通訳兼案内として同行するインデアンの少女サカジャウィアの一人称でつづられている。少女というものの生まれたばかりの子供と夫が同行する。児童文学作品らしく暴力やセックスがなく、読みやすいが史実に基づくものとしては少し嘘っぽい。2019/11/26
ぱせり
2
サカジャウィアは、その後、どうしただろう。きっと、これからだって、波乱万丈の日々が続いたのではないか。たくさんのものを失ったり、辛い思いもしただろう。でも、彼女が死ぬ日は、おだやかな顔をしていたに違いない。良く生ききったことに満足していたに違いない、と思う。2011/09/11
dumpty
1
再読。2011/07/06
