内容説明
むかしむかし、「ブッキラボー」という名のやぎの3きょうだいがいました。3びきはおなかがぺこぺこ、かわのむこうのおかのうえでたっぷりたべてしっかりふとりたいとおもっていました。でも、そこへいくには、いじのわるいみにくいトロルがいるはしをわたらなければなりません。キィ、ギィ、キィ、ギィ!とはしがなります…。ポール・ガルドンが描くノルウェーのむかしばなし。
著者等紹介
ガルドン,ポール[ガルドン,ポール][Galdone,Paul]
1914年、ハンガリーのブダペストに生まれる。1928年、アメリカ合衆国に渡る。美術学校で学んだ後、出版社に勤務し、さし絵に興味をもつようになった。1986年に亡くなるまでに、昔話や自作の絵本をはじめとして、300冊近くの本に絵を描いた
青山南[アオヤマミナミ]
1949年、福島県に生まれる。英米文学や絵本の翻訳を数多く手掛ける
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感想・レビュー
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小夜風
27
【図書館】あら?偶然にもこちらも「三びきのやぎのがらがらどん」と同じ話でした。うう~ん…「三びきのやぎのがらがらどん」の迫力には敵わないなぁ。パロディとした「ヒュンヒュンビュンビュンビュワンビュワン」の方が面白く読めました。2015/02/04
seraphim
22
同じノルウェーの昔話の絵本、『三びきのやぎのがらがらどん』と読み比べ。この絵本の方が、文章が端的ではない。説明が多いので、くどくどとした印象。また、本が左開きなのに、ヤギ達は左に向かって進んでいくので、絵の流れに滞りを感じる。左開きなら本来は右に向かって進まねばならない。絵もマーシャ・ブラウンの方が力強くシンプル。『三びきのやぎのがらがらどん』の方が、読んでいてすんなりと頭に入ってくるので、私は好きだ。この絵本を読むことで、ロングセラーの『三びきのやぎのがらがらどん』の素晴らしさを再認識した。2016/03/12
たーちゃん
17
三びきのやぎのがらがらどんと同じストーリー。息子は「家にあるがらがらどんも読んで!」と言って、がらがらどんの方も続けて読みました。2023/08/21
anne@灯れ松明の火
15
隣市分館での読み聞かせ講座で、講師さんが読んでくれた。今月のテーマは、「翻訳本を楽しもう」。「三びきのやぎのがらがらどん」と同じノルウェーの昔話を絵本にしたものなのだそうだ。絵はこれもいい。でも、「ブッキラボー」より「がらがらどん」だね!2021/11/12
ゆきのひ
15
「三びきのやぎのがらがらどん」でした。がらがらどんの愛称で親しんでいたので、やぎの名前であるブッキラボーに違和感を感じる(苦笑)でも、ポール・ガルドンの絵は、色彩がとても綺麗です。2016/03/06