出版社内容情報
小林菜々は五年生。クラスの中でもしっかり者で評判。男子にも負けないタフネス。でもそれが転校を機にカワイイ女の子に大変身\第31回日本児童文学者協会新人賞 小学校高学年~中学生
内容説明
どれが、ほんとうの自分?私って、だれ?菜々のさがしあてたものは…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
44
転校をきっかけに、今までの自分でなく猫をかぶって過ごそうとする。しかし、ありのままでいたい気持ちも見え隠れし、少しずつ無理が出始めていく。そこで起こった弟の問題。ラストに弟のために、ありのままの自分を出すところが良かった。思春期特有の葛藤の描写がとても分かり易かった。2022/01/12
にま
4
随分前(10年くらい前)のお話なので表紙が昔っぽいですが、いい作品だと思います。転校をきっかけに今までと違った自分を演出しようとする主人公。弟の存在がとってもいいです。2009/02/14
hautan
2
図書館本。ねこかぶりもほどほどにしないと・・・(^_^;)ありのままの自分を出すって案外勇気がいる事なのかもしれませんネ。表紙の可愛いねこの絵は、あまり関係なかったです★32016/10/02
おもちーむ
2
引っ越ししたら違う自分になってみようと思うのはよくわかる。すらすら読めて内容もよかったです。 みほの母親は外面はいいかっこしてるけれど、子供を疎んでいる母親。 斎藤君はいい人です。 けんかの後の体温をはかるトオルくんはかわいいです。2016/02/17
ruri
2
【猫かぶり】ほんとうの性質をかくして、おとなしいふりをすること 児童に薦めたい本探しのために読みました。思春期は、周りの環境のモヤが消えはじめて 少しずつ自分のおかれている場所がみえてくるので、悩むことも多くなるんだろうなぁ。 どんな言葉に救われるかはそれぞれで違うけど、本との出会いがはじまる大切な時期だから、よい本知っておいてあげたい。2015/12/16