いきいき人間ノンフィクション 高原の青い空の下―清里の父 ポール・ラッシュ

中川 なをみ【作】/杉田 明維子【絵】

小峰書店（1991/11発売）

• サイズ A5判／ページ数 111p／高さ 22X16cm
• 商品コード 9784338092081
• NDC分類 K916
• Cコード C8393

内容説明

太平洋戦争後の、山河も、人の心も社会もあれはてた日本…。地域の人びととの交流をとおし、清里を日本再建のモデルにしようと、寒冷地農業の実験農場をつくり、病院や教会をつくったアメリカ人がいた。小学校中級以上。

目次

花にさそわれて
なつかしい清里
わたしが宣教師？
清里へ行こう
ミッキーに会った
募金に支えられて
試練
ポールのねがい
お礼はだれにいいましょう

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[読書国の仮住まい]

主人公は清里を訪れる。 昔そこで迷った時に、当時珍しかった外国人に声をかけられてお礼が言えなかったのだ。 調べ出すと、ポール・ラッシュという人物を知る。 アメリカ生まれで夢はホテルマン。 関東大震災で被災した横浜の教会を立て直すべく来日。 ミッションが終わってもそのまま滞在し、宣教師に。 野外研修の場を求めて清里に清泉寮を創立。 大戦で一度帰国するが終戦後再来日。 診療所や教会、図書館を建設。 農業や酪農で村人の暮らしを助ける。 清泉寮が焼失した時も再建を果たしている。 タレントショップに時代を感じる。

2022/10/27