内容説明
カミナリのような音をたててやってきたのは、カンオケをかいぞうした赤い車。ドラキュラのおくさんのカーミラさんです。こんやも何かがおきそう…。小学校低学年より。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
68
町はずれに建つ古い3階建てのモンスター・ホテル。ホテルを運営しているのは透明人間のトオルさんと化け狐のツネコさん。個性的なお客でホテルは賑わっています。ルードヴッヒさんは3年前に幽霊になったおじいさん。おばあさんの幽霊〈おやえさん〉と恋に落ち「幽霊になったら会いましょう」と約束を交わしました。だけど、待ち合わせ場所のモンスター・ホテルに彼女は現れません。トオルさんは吸血鬼のカーミラ夫人たちの力を借りて、おやえさんの行方を探しに向かいます。やさしいホテルストーリー。でも、児童書の題材としては難しいかも。2015/02/15
masa@レビューお休み中
42
ここは、毎日たくさんのお客さんが来る人気のモンスターホテル。夜明け前になると、次々とお客さんがやってきます。ドラキュラ男爵夫人、幽霊、猫また、なくちゃオニ…みんなそれぞれの理由があって宿泊しています。幽霊のルードヴィヒさんは、「モンスターホテルで会いましょう」と約束をしたと言いますが…。これ、本当に児童書なんだろうか?そこには、大人の事情とか、大人の色恋なんかが、普通に出てくるからドキドキしてしまう。ルードヴィヒさんの恋は一途で素敵だなと思うし、ドラキュラ夫人のカーミラさんはとにかく格好いいんだ。2012/09/17
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
24
モンスター・ホテルは今日も大盛況。爆音と共にやってきたのは、ものすごいスピードで車を運転してきたカーミラさん。そしてロビーには毎年同じ日にドイツから必ずやって来るルードヴィヒさんで・・。シリーズ第3弾。食べ頃になると叫び出すというモンスター野菜一度食べてみたいです。引き抜くと悲鳴を上げて、その悲鳴を聞いた人は発狂して死んでしまうという伝説があるマンドレイクみたいで面白いです。それにしてもすごいスピードの中、マントの裏にあるフックにしがみついていないと駄目だなんて、お供のコウモリたちも大変ですね。★★★★2011/10/20
小夜風
20
【小学校】このシリーズ、順番が判らない(苦笑)。娘が借りてきたものを順不同で読んでいます。今回も面白かった♪ドイツ人のルードヴィヒさんは生きてるうちに幽霊と恋人になるなんて…一体どんなドラマがあったんだろう!死んだら必ず幽霊になって、モンスター・ホテルで会おうと約束しますが、恋人のおやえさんは3年経っても来てくれません。ロマンチックで切ない感じ♪良いですね♪2014/06/13
anne@灯れ松明の火
18
遠い方で。読友さんご紹介。シリーズ3作目。今回は幽霊に恋して、その後、幽霊になった幽霊さんのお話。幽霊なのに恋しちゃうなんて、よっぽど素敵だったんだろうね~。2人の恋を助けるのは新たなレギュラー・ツネミちゃん。かわいい~♪ 幽霊カップル、ドラキュラ夫妻、ツネミちゃんたち♪ みんなお幸せに!2013/03/02