内容説明
マスコミなどを通じて一般に広く知られるようになった「こどものまち」。この行事が子どもたちによってどのように受け入れられているのか、子どもの教育上どのような意義を持っているのか、また、キャリア教育とどういう関わりがあるのか。本書では、田園調布学園大学の「ミニたまゆり」こどものまちプロジェクトを題材として取り上げ、これらの課題を検証していく。
目次
第1章 「遊びのまちミニ・ミュンヘン」との出会い(「ミニ・ミュンヘン」とは;「子どもがつくるまちミニさくら」 ほか)
第2章 子どものキャリア教育(「こどもキャリア教育シンポジウム」の意義;ニート・フリーター問題とキャリア教育 ほか)
第3章 「ミニたまゆり」の誕生―2005年度第1回(プロジェクト実現のための課題と条件;プランニングの理論的よりどころ ほか)
第4章 「ミニたまゆり」の展開―2006年度第2回(2回目の「ミニたまゆり」へ始動;新たな試みと課題 ほか)
第5章 地域・家庭・学校の連携とこどものまちの可能性(地域における大学への期待と役割;地域・家庭・学校の連携と「ミニたまゆり」の意義)
著者等紹介
酒井一郎[サカイイチロウ]
酒井キャリア教育研究所所長/早稲田大学産業経営研究所特別研究員。1936年生まれ。大阪大学経済学部、ドイツ・ケルン大学経済社会学部、早稲田大学商学研究科(商学修士)。極東貿易(株)、ボッシュ(株)を経て、1996年から10年間、福岡国際大学国際コミュニケーション学部教授、田園調布学園大学地域福祉学科教授として教鞭をとり、2007年4月から現職
番匠一雅[バンショウカズマサ]
田園調布学園大学人間福祉学部地域福祉学科専任講師/立教大学コミュニティ-福祉学部非常勤講師。1970年生まれ。拓殖大学大学院工学研究科電子情報工学専攻博士課程単位取得満期退学。学生時代から、プログラマー、教員、書籍の執筆、コンサルティングなど(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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