学校司書たちの開拓記―学校図書館から教育を変える

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  • サイズ A5判/ページ数 198p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784337450448
  • NDC分類 017
  • Cコード C3037

内容説明

学校図書館の現場から、新しい教育を切り開こうと頑張っている小・中・高校の学校司書たち。図書館と児童・生徒・教職員を繋ぐ実践の数々。図書館活用教育を支える学校司書たちの姿。喜びと涙と感動のドラマを伝える奮闘記。

目次

第1章 学校図書館を切り開く学校司書たちの挑戦(先生と子どもたちに愛され、頼りにされる図書館へ;学校図書館私のはじめの一歩;つながる広がる学校図書館の可能性を求めて ほか)
第2章 学校図書館の活性化を目指して―荒川区学校図書館支援室の活動と学校司書(学校図書館支援室の活動;学校司書研修会;学校図書館支援室が行う学校への支援 ほか)
第3章 よくある質問に応えてQ&A(学校司書のいなかった学校で、初めて学校司書になりました。何から取り組んだらいいのでしょうか?;先生方にどのようにして学校図書館に関心を持ってもらい、信頼関係を築いていけばいいのでしょうか?;先生方から授業にもっと図書館を使ってもらうために何ができるでしょうか? ほか)

著者等紹介

五十嵐絹子[イガラシキヌコ]
昭和41年より、山形県鶴岡市の専門・専任・正規の学校司書として鶴岡市内小学校5校、中学校2校に勤務。平成15年に学校図書館大賞を受賞した鶴岡市立朝暘第一小学校には平成7年4月より平成19年まで12年間勤務。同校の図書館活用教育のかなめとして図書館活動を支えた。定年退職後、鶴岡市教育委員会、図書館支援業務員として3年間、鶴岡市内の学校図書館支援に当たった。現在はフリーで「学校図書館アドバイザー」として学校図書館の応援をしている

藤田利江[フジタトシエ]
荒川区教育委員会事務局指導室学校図書館支援室主任学校図書館指導員。神奈川県厚木市で小学校教諭及び司書教諭として勤める。平成15年度第6学年の担任をしながら、司書教諭としての授業を137時間展開。その活動をまとめた報告で学校図書館賞奨励賞を受賞。平成19、20年度、荒川区において文部科学省の学校図書館支援センター推進事業に関わる。平成21年度荒川区独自の「学校図書館支援室」に勤務。区内の全学校図書館の支援に当たっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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杏子

25
4年も前に出版されていたのに読んでなかった。もうね、こういうのを学校図書館に関わる人たちみなに読んでもらいたいと思う。もはや一人では抱えきれないものがあるから。協力者の存在が要る。真似したいところがたくさんある。2016/07/30

ほのぼの

15
同じ目線で書かれていたので為になった。図書館に興味のない先生にはあまり理解されないが、図書館大好きな先生は、子どもたちを連れて授業に来てくださったり、資料集めなんかも依頼してくれる。またキラキラおめめの小学生たちや対等に本の話ができる中学生たちとのやりとりは楽しくて「学校司書はやめられない。」という気持ちすごくわかる。就業体制が良くなれば、言うことないんだけど。2016/08/14

たんぽぽ

6
自分の能力面や環境面でうまく仕事が進んでいかない時、しばらくこの手の本を遠ざけていたけれど、前に期限がきて途中のまま気になっていたこの本を読み返してみた。文を寄せている学校司書たち、皆それぞれの環境で努力して、活き活きした学校図書館をつくっている。中でも、パイオニアの五十嵐絹子さんの話は講演会でもうかがった。開拓者精神にあふれた、背筋のしゃんとのびた方だった。学校司書は「営業マン」。子どもたち、教職員を本でつないで、笑顔から元気をもらえる魅力的な仕事。笑顔をもっと増やせるよう努力しようと改めて思った。2017/10/04

ぽれぽれ

3
せっかく司書がいるのに、貸し出し冊数さえ増やせばOKみたいな選書ばかりの学校図書館があるのが気になっていたが、高桑さんの「いい本だけど地味、とりつきにくいという本に子どもを案内してやるのが学校図書館の務めです。子どもの読書の自由を保障するということは、子どもが読みたいものを読ませることではなく、子どもが自分の読むものを選ぶ可能性を限りなく広げてやることです。」に背中をおされた。やっぱり、チャライ本はやめておこう。2012/07/15

けいこ

2
友人が学校司書に決まったので、就職お祝としてプレゼント。 司書から本を手渡される子どもたちは、幸せだと思います。本好きの子どもが増えるといいな。 2013/09/11

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