目次
1 学校司書はどんな仕事をするのか(学校司書の一日;学校司書の一年間 ほか)
2 なぜ、私が「学校図書館」に燃えたのか(私自身のこと;「学校図書館」の可能性への気づき ほか)
3 全ての子どもに読書の喜びを―不読児対策の実践レポート(どうしたら「本ぎらい」が「本好き」になるのだろう?;とにかく、はたらきかけて「読書カルテ」に記録 ほか)
4 図書館活用で飛躍的に高まった学校教育(朝暘第一小学校「致道図書館」はここから始まった;私流、図書館づくり、子どもたちを引きつける「あの手この手」 ほか)
5 学校図書館から見た子どもたち(泣きみそ、たいちくん;不登校だったあきほさんの復活 ほか)
著者等紹介
五十嵐絹子[イガラシキヌコ]
昭和41年より、山形県鶴岡市の専門・専任・正規の学校司書として鶴岡市内小学校5校、中学校2校に勤務。鶴岡市立朝暘第一小学校には平成7年4月より勤務し、現在12年目。同校の図書館活用教育のかなめとして図書館活動を支えている。田川司書の会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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わむう
18
自分も実践したい取り組みや、ぶつかった同じ壁、感銘を受けた言葉など線を引きながら読みました。線だらけになってしまいました。40年前では今よりも校内での司書の立場は低かったことでしょう。しかしパイオニアとして学校図書館の活性化の為には学校司書は不可欠であることを自らが火付け役となり全国に広げていかれた五十嵐先生に尊敬の一言です。2018/04/08
カヤ
5
今でこそ学校図書館にも学校司書にも関心が向けられているけれど、そうじゃなかった時代からこつこつ頑張って道を開拓していきた様子がよくわかる本だった。こうやって模索し続けてくれた人たちがいるから今の状態になったんだし、さらにより良くするためにこれからもがんばりたいなって思わせてくれた。2016/05/23
ようこ
5
とにかく素晴らしいの一言に尽きる。立場の弱さ、理解のなさなどなどなどたくさんの困難があったと思われるが、困難に目を向けず、出来ることをこつこつと積み上げてきた軌跡に著者を深く尊敬せずにはいられない。2010/08/10
杏子
5
山形県鶴岡市の学校図書館に勤める学校司書さんの本。大いに刺激になりました。最後は感動のあまり涙ぐんだほどでした。こんな学校司書になれたらなぁと憧れます。2008/07/01
T-top
4
凄いぞ、五十嵐先生!凄いぞ、朝晹第一小学校!すべての教育に携わるもの、特に図書館活用教育に関心のある校長、教頭、図書主任、司書教諭、学校司書は読むべし。具体的な記述も多く、参考になると思う。 なにより、出てくる先生方のハートが熱いのが、すばらしい!2010/08/19