出版社内容情報
大の仲良しだった光輝と智彦は、ある出来事依頼、今では学校で会っても知らんふりだ。そんなときに、よくいっしょに遊びに行っていたあずま屋のじいちゃんから砂金採りグッズ一式と、手書きの地図を託される。地図を読み、力をあわせて目的地へ向かうなかで、互いの良さを認め合い、新たな友情を約束し、それぞれの道へ出発する。
内容説明
小さいころ、智彦とおれは仲がよくて、あずま屋へも、しゅっちゅう、いっしょに行っていた。けれど今じゃ、学校の廊下で会っても知らんふりだ。そんな智彦とおれに、あずま屋のじいちゃんは、二人にと、大きなバッグをのこして天国へ行った。バッグの中から出てきたのは、手書きの地図と、砂金採りグッズ一式だった!
著者等紹介
松本聰美[マツモトサトミ]
兵庫県生まれ。日本児童文学者協会会員
黒須高嶺[クロスタカネ]
イラストレーター、挿絵画家。埼玉生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
75
児童書。4年生~▽小さい頃から仲良しだった光輝(こうき)と智彦(ともひこ)は、竹細工屋のおじいさんから砂金取りと話を聞くのが大好きだった。5年生になったら3人で砂金取りに行く約束をしていた。だけど光輝と智彦はだんだんと疎遠になり、おじいさんは亡くなった。5年生になった2人に、おじいさんの遺した道具と地図が渡された。2人は協力して、砂金取りに向かう▽仲違いしていた少年ふたりが「宝物」を見つける話。良本。2022年刊2023/01/14
gero
0
砂金採り;冒険;和解 互いにコンプレックスをこじらせた幼馴染の男の子二人がじいちゃんが遺してくれた地図をたどって秘密の場所に砂金採りに出かけます。道中ずっとギスギスしているだけでなく作品開始時点までに割りととりかえしのつかないことも起きており、砂金で解消できるのか怪しいのですが、それはそれとして冒険はとても魅力的に描かれています。特に「二人で行かなければならない」の理由が明かされるところは感心しました。手書きの地図が載っているタイプの児童書で、つい無条件に名作認定したくなってしまいます。2024/08/02
季秋
0
疎遠になった二人の男の子が砂金を取りに冒険する話し。 何だかすれ違いしそうな二人だけどいつか金歯がつくれるといいなあ。2024/06/22
ゆき
0
2023年西日本読書感想画課題図書。亡くなった近所のじーちゃんとの約束を果たしに、疎遠になった友達と久しぶりに力を合わせて冒険に行く。一緒に野山を冒険し、亡きじーちゃんからのメッセージも助けになり友情を取り戻していく。▼短い構成の中に、上手く2人の友情の上げ下げを描いていると思う。近づいたと思ったら、離れて、の繰り返しだけどじーちゃんがいい仕事してくれて徐々に絆が結ばれている過程が自然な流れで無理がない。2人が工夫して山を冒険するのも子供たちには擬似体験で楽しく読めると思う。▼地味だけど良書でした。2023/05/29
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