内容説明
東京で俳優をめざしていたパパが夢をあきらめて、ママの実家でくらしている里菜とママのところへやって来た。「やっと普通の家族になれてよかったね」ってみんなはいうけれど…。「家族のことは子どもにだって大問題なのに、大人だけで決められるのはいや!」「そんなの許せない!」「幸せな家族にもどる方法を必ず見つけよう!」里菜は親友の亜由美とちかいあう。
著者等紹介
田沢五月[タザワサツキ]
日本児童文学者協会会員。季節風、ふろむ同人。「みちのく妖怪の町旅館『河童屋』」で遠野物語百周年文学賞受賞。第3回「新・童話の海」入選作「ゆびわがくれたプレゼント」がポプラ社より出版される
森川泉[モリカワイズミ]
会社員を経て、フリーのイラストレーターとなる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ここまま
11
児童書。4年生くらいにいいかもしれないです。2018/12/12
yumicomachi
2
里菜は五年生。東京で俳優をしていたパパが夢をあきらめて、ママのふるさと岩手で暮らしている里菜とママのところへやってくる。パパはイケメンだけれど方向音痴でお調子もの。パパが働くことになったまんぷく食堂のおじさんの貫禄とは大違いだ。なのに、おじさんの子どもで里菜の親友・亜由美は、里菜をうらやましいと言う。里菜が大好きなおじいちゃんはパパをきらっている……。パパ(山口信介)のことを「見た目がいいだけのダメ男だな」と思って読んでいたがいい意味で裏切られた。藤原清衡が主人公の舞台の場面はもうすこし読みたいと思った。2021/02/22
ぺぺ
1
タイトルに惹かれてどんな本か読んでみたが、思っていたより深い話だった。幸せになるといいな。2021/07/19
ぞうはは
1
拾いものだった。 人物造形も、構成も無理がなく、展開もよい。悪人が出てこないから、読後感も爽やか…でも、それなりに深い。2019/05/16
鹿乃子野
0
盛岡が舞台ってのがグッド。2017/12/29