内容説明
ジュリは、月の光をあびて、体中の毛が逆立ち、ふくふくとふくらんで、銀色に光っていた。そして、二本の長いしっぽが、くねくねうごいている。ジュリって、いったいなにものなの?飼い犬のコーギー犬チャルと猫又ジュリの、不思議で温かな物語。
著者等紹介
金治直美[カナジナオミ]
埼玉県生まれ。『さらば、猫の手』(岩崎書店第30回児童文芸新人賞)など。一般社団法人日本児童文芸家協会会員
はしもとえつよ[ハシモトエツヨ]
橋本悦代。北九州市生まれ。第14回小学館おひさま絵本最優秀賞受賞。以来、新進気鋭のイラストレーターとして活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねこ
7
読後感のいい作品です。ふわっと、ぴりっと、勇気がでます^^/2018/08/14
退院した雨巫女。
6
《私-図書館》ジュリが、猫又になってしまったから、コーギーのチャルと出会い。大事な人と永遠に別れてしまった。続編読みたいなあ。2018/01/12
You
4
命ついえた動物の魂を天に送る猫又の話。低学年向けと思って完全に油断していた。不覚にも泣かされた。(体感的には中学年向けくらいだと思う。)2022/08/03
火星人碧
1
コーギーのミックス犬・チャルは、本来は見えないものを見ることができる。隣の空き家には猫又のジュリがいる。ジュリは死者の存在を知り、迷わないよう空へ送ってやることができる。チャルとジュリの前には、死んだ人や動物が現れる。ジュリが死んだ飼い主のおばあさんに抱かれているシーンはとても印象に残った。それが最終話でなく先があるのもよかった。2019/04/23
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