内容説明
ゾウのマシューアは、今日も新米飼育員のカトちゃんに反抗的。それには、とても悲しいワケがあったのですが、そうとは知らないカトちゃんは、マシューアにつぶされそうになって…。ふたりを救おうと、ハツカネズミのタイサンボクは、命がけの行動に出る―実話から生まれた、心温まるファンタジー。
著者等紹介
井上夕香[イノウエユウカ]
童話作家。日本児童文学者協会会員。日本西アジア考古学会会員。1976年、初の長編『ハムスター物語』で第25回毎日新聞新人賞受賞。1992年『魔女の子モッチ』(学習研究者)第1回小川未明賞優秀賞受賞。『星空のシロ』(国土社/絵・葉祥明)で、けんぶち絵本の里びばからす賞受賞
葉祥明[ヨウショウメイ]
絵本作家・画家・詩人。1946年、熊本市生まれ。絵本『ぼくのべんちにしろいとり』でデビュー。1990年、絵本『風とひょう』でボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。1991年、北鎌倉に葉祥明美術館を開館。2002年に故郷の阿蘇に葉祥明阿蘇高原絵本美術館が開館。画家としての評価も高い。近年では『地雷ではなく花をください』(日本絵本賞読者賞受賞/自由国民社)などをはじめ、人間の心を含めた地球上のさまざまな問題をテーマに創作活動を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ミチティ
1
埼玉県すいせん図書。夏休みの読書感想文にどうかなと思って子供に読ませる前に読んでみた。最近学校で動物園の動物は幸せか否かの討論会をしたと言うので調度よさそう。 動物園での動物を見る目が変わってしまうかな…2015/07/18
cozy
1
挿し絵がきれいで、なかなか素敵な話なんだけど、教えたい・伝えたい、という想いが強いのか、正義を押しつけられている感覚になってしまった。もとになった話は、実際にあったらしい象の虐待の話と、「世界でいちばん手のかかる象」の象の話。あとがきで作者たちが、動物園に完全に反対ではないが、動物愛護的な立場で暗に否定しているように感じて、動物商の本を読んだあとだったので、安直に賛同できなかったのかもしれない。ネットの絵本のとこにあったけど、挿し絵のある児童書です。2015/03/14
イチ
0
★★★。児童書。2020/07/21
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