内容説明
真砂人は山でオオカミらしい頭の骨を見つける。じいちゃんに、オオカミは山の守り神で、神社にもまつってあるときいた真砂人は、たしかめようと、家族にないしょでひとり、上野の科学博物館をめざす。だが、とちゅうでおもいがけないできごとが!はたして真砂人は…?
著者等紹介
山崎玲子[ヤマザキレイコ]
1958年、長野県に生まれる。千葉大学教育学部卒業、日本女子大学大学院児童学研究科修了。安藤美紀夫氏に師事する。日本児童文学者協会、信州児童文学会、絵本学会会員。「とうげの旗」「ふろむ」同人。『きっとオオカミ、ぜったいオオカミ』で第一回とうげの旗児童文学賞受賞。その後改稿し、単行本として刊行
かわかみ味智子[カワカミミチコ]
埼玉県に生まれる。日本児童出版美術家連名所属。デザイン専門学校卒業後、編集プロダクション、デザイン会社を経てフリーとなる。教科書、絵本、雑誌、猫の絵等で活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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西澤 隆
6
大地の公園ジオパーク認定を受けている当地で育ったウチの子は色々な体験を経て地学系の進路を目指すようになった。「その先」を読み手がものすごく強く想像してしまうこの物語を、ふと読みながら重ねてしまいました。自分が見つけたモノをちゃんと学問に繋いでくれる専門家に遭遇できること、地域の言い伝えや迷信と学問の間をつなぐ実感に出会うこと、それが冒険として記憶に残ること。春休みになっていてもまだ春が来ていなかったりするあたりに信州の春の遅さと読み手の子の住む場所の違いが感じられたりするのも、きっと楽しいんじゃないのかな2019/06/13
なみ
0
小学四年生の真砂人は、山で骨を見つけた。オオカミの骨かどうか確かめるため、一人で東京の博物館にむかった。途中で、見知らぬ人がついてきて‥ 読み始めたら、止まらなくなるほど、ハラハラドキドキしました。2014/03/07
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