七草小屋のふしぎなわすれもの

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  • サイズ A5判/ページ数 151p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784337330627
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8391

内容説明

ブナやコメツガの森に囲まれた七草小屋で、草介はある日、ふしぎなわすれものの箱を見つけます。箱のなかにはオカリナ、バッヂ、かざぐるま、水筒、それに花びらたから貝…。雄大な自然のいとなみを背景に、奇妙なわすれものによびよせられるように訪れた、山の住人たちと草介との風と土の香りあふれる六つの物語。小学校中~高学年向。

著者等紹介

島村木綿子[シマムラユウコ]
熊本県生まれ。日本児童文学者協会会員。作品に「かわうそ洗濯店」(OBSラジオ童話大賞優秀賞)、「うさぎのラジオ」(毎日新聞小さな童話大賞)、「森のたまご」(三越左千夫少年詩賞)ほか

菊池恭子[キクチキョウコ]
千葉県生まれ。武蔵野美術短期大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

54
ちょうど昨夜ミャンマーの山奥での動物調査をする人々のテレビを観たばかりだけに、動物達や山での生活にワクワクしました。 山小屋の冬季管理人の仕事をする事になった草介さんが、山小屋に忘れていった品々を手にして起こる不思議のかずかず。 どのお話もホンワカ、しんみりしていて、特にオカリナで吹く草介さんのお姉さんが作った歌が素敵でした。 2016/04/03

はる

44
とても優しいお話し。好みです。茂市久美子さんの「つるばら村」シリーズにかなり似た雰囲気。登山客のために建てられた小さな山小屋。そこで働く青年草介のもとに、不思議で優しいものたちが訪れます。山の静かな生活が魅力的。私もこんな生活をしてみたくなりました。続編もあるようなので楽しみです。2016/03/26

はるぽん🐰道草中🐱

26
七草ヶ岳の中腹の 森のなかにある七草小屋(山小屋)で働く草介さんと小屋の忘れ物〜目覚まし時計、かざぐるま、鹿の絵が描かれている水筒、オカリナ、バッヂ、ハナビラタカラガイの6つのお話は、不思議でちょっと切なくてあったかい。"スプーンですくったら、青いゼリーがとれそうな、くっきりとすんだ空"。"空がりんどう色に染まってきました。軒下のつららも、夕ぐれの光を氷の中にとじこめて"など、素敵な表現。白樺シロップ入り紅茶…飲んでみたい。七草小屋に住みついたモモンガのモモ…可愛い♪2020/07/23

杏子

20
読みやすかった。これと似たようなテイストの作品を読んだことがあったのだけど、そちらの方が後の出版でした。こちらの方が先でした。向こうはペンション、こちらは山小屋、向こうは動物みたいな人間、こちらは人間だけど実は動物とちょっとした違いはあったけれど。どちらも感想画によさそうな本ですね。 あったか、ほのぼのしていて、ちょっと不思議な印象のあるお話です。2017/10/29

花林糖

16
(図書館本)七草小屋の番人の草介と山の住人達との不思議で優しい物語。6話。「土の音色」「海の記憶」がお気に入り。2016/12/21

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