内容説明
本シリーズはさまざまな文化財を理工学の立場から解明する過程を中心に取り上げ、ビジュアルな展開を心がけて、わかりやすく説明しています。この巻では古代からの建造物の復元修理や構造の研究、大工道具の歴史、木製文化財の保存修復材料の研究などを取り上げました。
目次
古代から日本人の環境と生活を支える―木と日本人の付き合い
縄文時代の遺跡で発掘された建物とその復元―竪穴住居と高床式建物
古代建築の技術を解明する―家を建てはじめた人びと
現代工学が解きあかす耐震性の謎―五重塔の構造と揺れ
陸上交通を支える木造建築物・橋―日本三奇橋の構造を探る
門を通して、建築物をみる
日本の伝統的な木造建築を探る―寺院建築の構造的な特徴
地震・台風などに耐える伝統的建造物の構造を探る―木造建築に働く力の研究
巨大木造建築を解剖する―姫路城・法華経寺祖師堂の解体修理
木の建築をつくる技術と道具の歴史
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- 和書
- 日本の美その夢と祈り