内容説明
母の事故以来、弦は馬に乗るのをやめていたが、憧れていたハルオジの誘いをうけて、また馬に乗ることに。だが、弦を待っていたのは、無謀とも思えることへの挑戦だった!
著者等紹介
大塚菜生[オオツカナオ]
第13回福島正実記念SF童話賞大賞作「ぼくのわがまま電池」(岩崎書店)でデビュー後、創作、ノンフィクション、ノベライズの分野で幅広く活躍している。日本児童文学者協会会員
山本祥子[ヤマモトサチコ]
多摩美術大学染織科卒。絵画教室講師等を経て、現在イラストレーターとして書籍、雑誌等を中心に活動している。近年は特に時代小説の分野で活躍中。イラストレーターズ通信会員。2015年、第3回東京装画賞王子エフテックス賞、第15回ギャラリーハウスMAYA装画コンペ準MAYA賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
杏子
13
西日本読書感想画指定図書高学年向け。これは進まなかった。もっと面白いかと思ったのに。乗馬を習うだけで、あまりないことなので期待したのだが。流鏑馬というのも、実際やったら絵になりそうだ。将来の進路に悩む6年生がいたら、共感するかも?2018/06/16
頼ちゃん
9
ハルオジはやっぱり子どもに対する大人としては情けないと思った。お父さんはちゃんとしてるのに。もっと深く書き込んで、流鏑馬をやるところまで書けばいいと思う。2018/07/28
退院した雨巫女。
8
《私-図書館》流鏑馬が終わったら、何か変われたら、いいなあ。ハルオジにも、みんなも。2018/09/11
みとん
4
2018年度の5・6年生の西日本読書感想画指定図書。弦は受験に向けて勉強の日々。小さい頃大好きだった風変わりの叔父から乗馬に誘われる。弦は母の死以来乗馬をやめていたが、流されるままに乗ってみることに。馬は日本の純粋な在来種の海王。叔父が何かをたくらんでいるようで・・・。文字も大きめで余白も広いので読みやすい。だけど、叔父を受け入れるのにページを取られているので、馬の魅力も流鏑馬のかっこよさは全然足りない。海王との交流とか流鏑馬の練習に頑張るとこを期待したのに。流鏑馬をかっこよく描けたら感想画的にはいいな。2018/05/25
いよの缶詰め
3
2年前の母の死がきっかけで、馬に乗らなくなった弦。そんな弦をハルオジは馬に乗せようとする。結局馬に乗っただけで、弓引いてないし、流鏑馬せぇへんのかい!! と突っ込みたくなった。弦に流鏑馬をする描写があれば、尚更〇だったんだけどな……。ないからちょっと締まりがない。一瞬『ツルネ』の湊達が「え、弓道?」と顔を出してくれたけれど、ごめんね。弓射ないらしいの。と謝りながら、ご退場していただいた。2020/01/06