内容説明
あたし、ポーリーン。おしとやかできれいなお姫さまより、国中をかけめぐる騎士になりたい女の子。行儀見習いのためにやってきたお城で、「ばらの中のばら姫さま」とよばれるリアナ姫の秘密を知って…。貴婦人修行の毎日は、ドキドキの冒険がいっぱい。
著者等紹介
円山夢久[マルヤマムク]
東京都出身。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻修士課程修了。『リングテイル―勝ち戦の君』で、第6回電撃ゲーム小説大賞受賞。日本児童文学者協会会員。創作技法講座「大人の文章塾・夢久庵」を主宰
ひだかあみ[ヒダカアミ]
兵庫県神戸市出身。成安造形大学デザイン学科イラストレーションクラス卒業。関西で個展を開き、フリーのイラストレーターとしてロゴマークやイベントキャラクターのデザインなどで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
☆よいこ
46
ポーリーン①児童書ファンタジー。魔物たちが人々の心に入り込み荒れ果ていたレグルス国を再び平和にしたのは、若く勇敢なソール王と、王に選ばれた〈十二騎士〉だった。巨人や妖精、小人や人間がクラス世界で、十二騎士は種族や性別、年齢にこだわりなく選ばれる。将来、父親のように十二騎士になりたいと決心しているポーリーンは行儀見習いとしてファルコンヒルのお城へ行く。お城で出会った仲間たちと遊び、学び成長していく。▽魔物に狙われるばら姫の秘密と消えてしまった騎士の謎。王道ファンタジー。子供向け。2019/10/25
たいちうみ
4
伏線の張り方、キャラの描写や活かし方、話のまとめ方、ときめきどころがたくさん(*´∀`) 司祭様おいしい。今回出番が少なかったキャラ、次巻以降にスポットあたるかな? この雰囲気を壊さず、ゆっくり丁寧に世界を広がればいいな。2012/06/21
しろのあ
2
アーサー王伝説などを思わせる中世風の世界観。小学中学年くらいに丁度いいテキストの量。伏線もはりめぐらされていて、馬上槍試合など読みごたえあります。ファンタジー好きな子におすすめです。登場する大人が皆なかなかかっこいいですが、特に姫騎士レディ・オラベルがお気に入り。続きが気になります!2016/12/30
速水 舞
2
行儀見習いとして、叔母に預けられたポーリーンは、刺繍や勉強より、男の子と遊ぶのが好きなおてんば姫。ある日、行方不明になったという美姫を探して、恐ろしい騎士がやって来て…。こういう、おてんば姫ものは楽しいですね!でも、ポーリーンが活躍…というより傍観者な位置付けです。2016/06/19
横島
2
主人公も明るく元気で好感が持てるし、話の内容も優しくて可愛い。続きが楽しみ。2013/01/09