内容説明
見知らぬ世界にくらす人々の日常に、とても興味があります。国連の核査察受け入れが議論されるさなか、おとずれたイラクで目にしたのは、人なつこい子どもたちの笑顔と、一方で、劣化ウラン弾の被害にくるしむ子どもたちのすがたでした。戦争がはじまると、報道されるのは爆発現場や亡くなった人の数ばかり。「あの子たちはぶじなの?」うつした写真を手わたしながら子どもたちのぶじをたしかめたいと、ふたたびイラクに入り、目にしたものは…。女性として、母親としての視点でイラクの人々の日常をとらえた写真集。
著者等紹介
佐藤好美[サトウヨシミ]
1951年12月3日宮城県に生まれる。1992年5月より約10年間で東南アジア、ヨーロッパ、アフリカ、中南米、中東など約40か国訪問。2002年9月イラクの「バビロン国際音楽祭」に琴奏者として参加。バグダッド、バビロンを中心に音楽祭、デモ行進、病院、路地裏、学校、人々のくらしを撮影。2003年9月~10月イラク再訪。サマッラー、ラマーディー、バスラ、バグダッドを中心に病院、学校、ストリートチルドレン、路地裏の子どもたちを撮影。各地で写真展、講演活動を行ない現在に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。