内容説明
戦争の悲惨な現実のあれこれを語りつぎ、平和について考えるためのお話集。
目次
火の壁をくぐったヤギ
コックリさま
赤紙
防空壕
赤ずきんちゃん
密告
風船爆弾
著者等紹介
岩崎京子[イワサキキョウコ]
1922年東京に生まれる。恵泉女学園卒業。1948年、はじめて童話「ローソク」を書き、以後創作活動を続けている。日本児童文学者協会会員
田代三善[タシロサンゼン]
1922年東京市下谷区に生まれる。日本美術家連盟、日本児童出版美術家連盟会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
11
現代の民話・戦争ってなあに全8巻の3巻め。岩崎京子さん/文。〇〇さん家の××ちゃんが、というような具体的で身近な戦争体験の語り方が、伝わりやすい。 『 火の壁をくぐったヤギ / コックリさま / 赤紙 / 防空壕 / 赤ずきんちゃん / 密告 / 風船爆弾 』2021/10/24
退院した雨巫女。
11
《私-図書館》戦時中の話は、なかなか語る人がいなくなった。貴重だ。2021/08/24
火星人碧
0
戦争は語り継がねばならない。そういう思いのうえに書かれた物語集。戦争を知らない世代にもしっかり伝えることは、文学の使命でもある。どこの小学校の図書館にもこういう本があってほしい。あと10年も経てば戦争経験者はほどいなくなってしまうのだから。2018/04/20