内容説明
「戦争ってなあに?」女の子は、じっと私をみつめました。まだ3歳か4歳の、あどけないその子に、なんと答えたらよいのでしょう。知らずにいることは、とてもらくで、しあわせなことのようですけれど、知らないでいたために、知ろうとしなかったためにひきおこされたあの戦争のことをおもうと、ふるえます。いまからでも、知りたいとおもうし、知ったことをしらせたいのです。
感想・レビュー
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おはなし会 芽ぶっく
11
現代の民話・戦争ってなあに全8巻の7巻め。小沢清子さん/文。戦争に行かれた方の告白のように書かれている。『応召のがれ』赤紙がきて入隊することを応召という、そこから逃げた人たちが実際にはいたのだと知る。『帰ってきた息子』は母の切なさが伝わってきた。 『 あの世からの贈りもの / 青い火 / 馬の鼻汁 / 戦友 / パラシュートの中の手紙 / 右足をなくして / おさななじみ / 大佐をけとばした上等兵 / 応召のがれ / 涙川 / 帰ってきた息子 』2021/10/27
どら母 学校図書館を考える
7
古い図書館の本 廃棄か、迷う2019/02/05