出版社内容情報
破滅的な疫病神体質の渡辺さくらは、18校目の転校先でも隠れ家をさがしていた。自分が招いたトラブルに巻きこまれて不幸になる犠牲者=友だちをつくらないためだ。ところが、探偵を名乗る少年・安土真がいきなり現れ、さくらが見つけた閲覧室を奪い取ったうえに、とびきりの性格の悪さで殺本事件を解決してしまう。こうして放課後カイケツ団の結成に向けてメンバーが集まり始めるが…。
いるだけでトラブルを招き、まわりを不幸にしていく少女・渡辺さくら、野生的な戦闘能力の最強ボディーガード・熊本歌樹、正確無比なニュースを収集提供する情報屋・伏見久美穂、相手を茶化し、冷やかし、ばかにしながら真犯人をあぶり出す敏腕探偵・安土真。強烈な4つの個性が交錯した今、放課後カイケツ団の躍動が始まる―――
内容説明
「あのさ、ここは探偵事務所だから、本を読むなら図書室でしてくれない?」破滅的な疫病神体質の渡辺さくらは、十八校目の転校先でも隠れ家をさがしていた。自分が招いたトラブルに巻きこれまて不幸になる犠牲者=友だちをつくらないためだ。ところが、私立探偵を名乗る少年・安土真がいきなり現れ、さくらが見つけた閲覧室を奪い取る。そして、息を吐くように悪口と皮肉を言いながら、とびきりの性格の悪さで犯人を追いつめ、事件を解決!さらには自分がリーダーの探偵団を結成し、勝手にさくらをメンバーに加えてしまった。はたして、さくらは平和な学校生活を送れるのか…。
著者等紹介
齊藤飛鳥[サイトウアスカ]
1982年神奈川県生まれ。日本児童文学者協会会員。『へなちょこ探偵24じ』(童心社)で第33回うつのみやこども賞を受賞。おもな児童文学作品に『子ども食堂かみふうせん』(国土社)など。2018年には『屍実盛』で第15回ミステリーズ!新人賞を受賞し、羽生飛鳥名義でミステリー作家としても活躍
十々夜[トトヤ]
イラストレーター。児童書の装画を中心に、キャラクターデザインや教材のイラストなど幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。