内容説明
養蚕を守護する神々の像を収めた決定版写真集。馬鳴菩薩、金色姫、四郎神、蚕玉様、蚕霊尊、絹笠様―日本各地の養蚕信仰にまつわる「蚕神」像を長年にわたり調査・撮影してきた写真家、椎橋幸夫。その半世紀に及ぶ活動の集大成となる一冊。
目次
金色姫物語
蚕の神々
蚕の神々に関する基礎知識
著者等紹介
椎橋幸夫[シイハシユキオ]
昭和14年(1939)、神奈川県横浜市鶴見区に生まれる。昭和60年(1985)より双体道祖神に関心を持ち、全国を巡って調査・撮影を開始。その後、蚕神像の調査・撮影にも取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
142
図書館の新刊コーナーで見つけて読みました。本書で、蚕神信仰を初めて知りました。養蚕から生み出されるシルクは、神秘の世界、神の領域だったのかも知れません。 https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336078179/?srsltid=AfmBOoohskkIuYin5CYXnPRgXqd-FpMHsu2F7Pn8RDQ6_ywuHn7xF1Bw2026/04/11
佐倉
19
日本全国の蚕に纏わる神々の像をまとめた写真集。中国の馬娘婚姻譚と日本のオシラサマ伝承の関係性は興味があって知っていたが、その他の馬鳴観音、うつろ船に閉じ込められて流された先で蚕を広めた金色姫、四郎神、絹笠様など様々な神々の像容が分かる。金色姫に多い印象があるのだが、粒々のものをたくさん載せた皿を持物があるのだが、桑の葉には見えない。もしかして大豆だったりする?2026/04/10
XX
6
おそらく在野の研究者/写真家による養蚕信仰に纏わる木像石像掛軸図像などを集めた写真集。半世紀に渡り丁寧に撮影された数多くの写真の静謐な美しさを堪能する。目を惹く表紙の女神像は長野県下伊那郡豊丘村河野堀越のもの。養蚕信仰の物語に登場する女神像だけでなく、鼠害を防ぐための蛇や猫の像があるのも面白い(蚕を襲う鼠は新田義貞一族の怨霊の仕業だという説があることは初めて知った)。養蚕は失われていく産業なのかと思っていたら、今は遺伝子組み換えの絹糸の生産とか、ワクチン生産に利用されたりもしているのだとか。2026/05/18
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