人間とは 人生とは

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  • サイズ 四六判/ページ数 360p
  • 商品コード 9784336077882
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ワイルドが小説、芸術論、戯曲、書簡、会話等を通して紡いできたウィットに富んだアフォリズム、意表を衝く逆説、ユーモアの底流には「人間いかに生くべきか」というモラリストとしてのワイルドが存在している。
それらから精選した、300余の言葉で綴った珠玉の「名言集」。

ワイルドの生きたビクトリア朝後期は、ピューリタリズムを背景に、為になる「有用性」といった功利主義が社会を支配していた。ワイルドはその時代風潮に対し、彼の類稀なレトリックを武器に、真っ向から戦いを挑んだ。それらには現代に通じるものがある。

「今日、人々は物の価格は何でも知っているのに、物の価値については何も知らない」
「教養ある人間が時代の規範を受け入れるなど、不道徳行為の最たるものである」(いずれも「ドリアン・グレイの肖像」)
「人は慈善の要求に従ってもまだ自由であり得るが、同調の要求に従ったら、自由の余地は全くなくなる」(『社会主義下における人間の魂』)」


【著者紹介】
オスカー・ワイルド

1854年、アイルランドのダブリンに生まれる。ダブリン大学トリニティ・カレッジに進み、74年にはギリシア語で最優秀の成績を取ってバークレー・ゴールドメダルを授与される。同年オックスフォード大学に給費特待生として入学、卒業年には長詩「ラヴェンナ」で詩人の登竜門である「ニューディゲート賞」を受賞。文学士学位試験で首席を取り、最優等で卒業。1882年、一年間に亘りアメリカ・カナダで講演を行う。童話『幸福の王子』、小説『ドリアン・グレイの肖像』、評論『藝術家としての批評家』、戯曲『サロメ』等を著す。1892~95年に『ウィンダミア夫人の扇』、『なんでもない女』、『理想の夫』、『真面目が大事』の劇作上演で絶頂期を迎え、ロンドンを舞台に世紀末作家として時代の寵児となる。同性愛の科で罰せられ、2年間の下獄の後は詩『レディング監獄の唄』で掉尾を飾り、1900年パリで客死。パリ市内ペール・ラシェーズ墓地で「わが言ひし後は、彼ら言葉を出さず、わが説くところは、彼らに甘つ露ゆのごとく」の墓碑の下で眠る。


【訳者紹介】
佐藤松男

1947年、東京生まれ。1970年、福田恆存を顧問とする日本學生文化會議を結成(後、現代文化會議と改称)。「福田恆存全集」刊行に際し、福田の依頼により論文の整理、配列等に携わる。主な著書として、『滅びゆく日本へ 福田恆存の言葉』(河出書房新社)、『証言 三島由紀夫・福田恆存 たった一度の対決』(共著、文藝春秋)などがある。

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