12か月の本<br> 4月の本

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12か月の本
4月の本

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  • サイズ B6変判/ページ数 296p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784336077370
  • NDC分類 908
  • Cコード C0090

出版社内容情報

時代も場所もまったく異なる文学作品たちをつなぐテーマは〈12か月〉――12か月のうちの〈4月〉をテーマに古今東西の小説・詩歌・随筆を集めたアンソロジー。
季節をあじわい、あの作品といま同じ季節を生きるよろこびをつくる本。シリーズ全12巻。

【編者紹介】
西崎憲

翻訳家、作家、アンソロジスト。訳書にコッパード『郵便局と蛇』、『ヘミングウェイ短篇集』、『青と緑 ヴァージニア・ウルフ短篇集』など。著書に第十四回ファンタジーノベル大賞受賞作『世界の果ての庭』、『蕃東国年代記』『未知の鳥類がやってくるまで』『全ロック史』『本の幽霊』など。フラワーしげる名義で歌集『ビットとデシベル』『世界学校』。電子書籍や音楽のレーベル〈惑星と口笛〉主宰。音楽家でもある。

内容説明

とくべつなひと月のために。“ひと月”をテーマに古今東西の文学作品を集めた12か月のアンソロジー。

著者等紹介

西崎憲[ニシザキケン]
翻訳家、作家、アンソロジスト。電子書籍や音楽のレーベル〈惑星と口笛〉主宰。音楽家でもある

中井英夫[ナカイヒデオ]
小説家、短歌編集者、詩人。1922年生。1993年没

村山槐多[ムラヤマカイタ]
詩人。1896年生。血のように赤いガランスを好んだ画家でもある。結核性肺炎を患い、スペイン風邪に罹患した身で悪天候の戸外へ飛び出したことが元で1919年没。享年二四(満二二歳)

鏑木清方[カブラキキヨカタ]
浮世絵師、日本画家、随筆家。1878年生。1972年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Cinita

11
国内外の4月にちなんだ小説・詩歌・随筆等を集めたアンソロジー。爛漫と華やかで、でも寂しさも狂気も含んだ、色んな4月を感じられてよかった。屋外で季節を感じながら読むのがいいね。次月以降も読むのが楽しみ。/太宰治「春昼」こんな短いのに文章も会話も気持ち良すぎる/鏑木清方「褪春記」センスとプライドの高さがにじみ出てていい随筆。花時風雨多しの一節がわかりすぎて! この時期に読めてよかった。/渡辺温「四月馬鹿」ドタバタキュートな夫婦のお話。時代を感じる過剰なバタ臭さがイイ。(コメントへ続く)2025/04/09

凛風(積ん読消化中)

10
国内外の「4月」に因む著作を集めたアンソロジー。小説、詩歌、エッセイ、とジャンルを問わない上に、著者も小説家に限らない。西崎憲さん、いい仕事してます。太宰治、堀辰雄、中井英夫、宮沢賢治、久生十蘭等々、有名どころの作品がずらっと並ぶにもかかわらず、既読のものがあまりない。これ、どこから見つけて来たの? と思うような作品が多々あり、楽しめた。12ヶ月の本、と言うことで、来年3月まで読めると思うと、ワクワクする。装丁も本棚に12冊並べた時がどうなるか想像できて期待値が上がる。2025/03/22

mikky

9
桜が満開となり葉桜となり散りつつある今、この本を読むことができたのは本当に贅沢な時間でした。 鏑木清方の随筆を初めて読んだのですがこれがとても素晴らしかった。『美しい墓地からの眺め』『かたくり』『ギャロッピング・フォックスリー』『春雪』などジャンル問わず選ばれた短編の数々も素晴らしい。 そして『桜の森の満開の下』。わたしは安吾の作品でこれが1番好きなのだけど、久々読み返して初読のとき感じた途方もなさを再び感じた気がした。 春は美しい。けれど春はそれ以上にひとを魅入る恐ろしさがある。そのことを思い出した。 2025/04/19

真琴

6
初の国書刊行会。太宰治、中井英夫、吉田健一などの4月に因んだ作品を集めたアンソロジー。本を手に取った時の幸福感よ。12ヶ月、コンプしたいです。2025/04/14

水蛇

6
子どものころ家にあった国書刊行会の「書物の王国」シリーズが大好きで読みふけった記憶がもどってくる。しかもこの装丁♡はじめて読む渡辺温、「四月馬鹿」は終始あの時代ならではの癖の強いテンションで笑った。「いいいん、いんいん」って泣いちゃうのわかる。春霞のなかを手探りで進みながら心臓を羽でなぞられたようにぞくぞくする「春日遅々」、やけに濃い陰影が妖しげなのに掴んでみるとさわやかな「若菜のうち」、頼もしくてつい秘密をうちあけたくなる「まどわしの四月」からの約束された圧巻の安吾、チョコの箱をあけたみたいなときめき。2025/04/14

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