- ホーム
- > 和書
- > 文芸
- > 海外文学
- > その他ヨーロッパ文学
出版社内容情報
野党カワウソ党の陰謀で国を追われた魚類学者のクロイツ‐クヴェルハイム男爵は、ウィスキー樽の中で六百年前から生きているスコットランドの先祖の加勢を得て、気球戦団を率いてウィーン征伐に出発するも、嵐でピレネー山麓に不時着を余儀なくされる。だがそれは世紀の発見への入口でもあった。
神と人、獣と人が自在に交わる博物学の楽園で、ホムンクルスや天上界の存在をも巻き込む一大ページェントここに開幕。
装丁 コバヤシタケシ
【著者紹介】
ペーター・マーギンター
1934年ウィーンに生まれる。ウィーン商工会議所秘書、トルコおよびイギリスのオーストリア大使館付文化担当官、外務省部局長を経てロンドンのオーストリア文化事業センター長に就任。1966年に『男爵と魚』で小説家デビュー。主な長篇に探偵神秘小説{クリミステリウム}の副題を持つ『死んだ叔父』(67)、『ケーニッヒルーフェン』(73)、『万事休す』(83)などがある。ウォルター・デ・ラ・メアなどの翻訳でも知られる。2008年没。
【訳者紹介】
垂野創一郎
1958年、香川県生まれ。東京大学理学部卒。訳書にペルッツ『夜毎に石の橋の下で』『ボリバル侯爵』『スウェーデンの騎士』(国書刊行会)、『アンチクリストの誕生』(筑摩書房)、マイリンク『ワルプルギスの夜』(国書刊行会)、ボルヘス/フェラーリ『記憶の図書館 ボルヘス対話集成』(国書刊行会)、バルドゥイン・グロラー『探偵ダゴベルトの功績と冒険』(東京創元社)、編訳書『怪奇骨董翻訳箱 ドイツ・オーストリア幻想短篇集』(国書刊行会)など。
内容説明
野党カワウソ党の陰謀で国を追われた魚類学者の男爵は、ウィスキー樽の中で六百年前から生きているスコットランドの先祖の加勢を得て、気球戦団を率いてウィーン征伐に出発するも、嵐でピレネー山麓に不時着を余儀なくされる。だがそれは世紀の発見への入口でもあった。神と人、獣と人が自在に交わる博物学の楽園で、ホムンクルスや天上界の存在をも巻き込む一大ページェントここに開幕。
著者等紹介
マーギンター,ペーター[マーギンター,ペーター] [Marginter,Peter]
1934年ウィーンに生まれる。インスブルックとウィーンで法学と政治学の博士号を得たあと、64年にウィーン商業会議所秘書、71年にトルコのオーストリア大使館付文化担当官に就任。ロンドン大使館に異動後、ウィーンへ戻り、89年まで外務省勤務。その後はロンドンのオーストリア文化事業センター長を務めた。1966年に『男爵と魚』で小説家デビュー。2008年没
垂野創一郎[タルノソウイチロウ]
1958年、香川県生まれ。東京大学理学部数学科卒。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
rinakko
氷沼
ちり