内容説明
晩年の渋沢栄一が語り、「言論界の暴れん坊」野依秀市が出版した大著『処世の大道』から、「論語と算盤説」「道徳経済合一説」の真髄を示す15話を選び、原著の趣を残しながら現代語訳。『論語』の智慧で人生を豊かにするための実践の書!
目次
第一話 論語主義を信奉する理由
第二話 論語は実践の教訓
第三話 商工業における仁の道
第四話 渋沢は門戸開放主義
第五話 知らざるを知らずとせよ
第六話 信と義が欠ければ、国も人も亡ぶ
第七話 正々堂々の争いは排すべきに非ず
第八話 哀楽の中庸を得る心がけ
第九話 人の過失に二種類
第一〇話 富貴は正しい道によって獲得せよ
第一一話 算盤の基礎を論語の上に置け
第一二話 自信と智略
第一三話 一を聞いて十を知る人
第一四話 決断の遅速
第一五話 私の処世方針と態度
著者等紹介
渋沢栄一[シブサワエイイチ]
1840年現・埼玉県深谷市生まれ。第一国立銀行をはじめ約500社もの企業の創立や発展に寄与。実業界の社会的地位向上や社会公共事業・国際親善活動に尽力。1931年没
井上潤[イノウエジュン]
1959年大阪府生まれ。1984年、明治大学文学部史学地理学科日本史学専攻卒業。現在、公益財団法人渋沢栄一記念財団業務執行理事・渋沢史料館顧問
割田剛雄[ワリタタケオ]
1944年栃木県生まれ。1972年、東洋大学大学院文学研究科仏教学専攻博士課程満期修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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