出版社内容情報
●泉鏡花文学賞・野間文芸賞受賞作家の長野まゆみと人気オブジェ作家の桑原弘明が幸福なコラボレーション!
●幻想的な博物学的短篇と摩訶不思議なスコープオブジェがおりなす、なんとも奇妙な書物がここに誕生!
本書は、泉鏡花文学賞・野間文芸賞受賞作家で多数の著作がある人気作家の長野まゆみの書き下ろし短篇を、巖谷國士に見出された人気オブジェ作家の桑原弘明が新作とともに収録する、オールカラーのビジュアルブックである。
【あらすじ】
深山の湖に迷い込んだ「私」……対岸に遥かかすむ建物は《湖畔地図製作社》というらしい。
惹かれるままに、繫がれていたボートに乗って向かってみた……。
建物に到着すると、「技師長はいない」と留守番が告げる。
すると彼は一枚の地図を目の前に広げ、不可思議な地図にまつわる話をはじめる……。
【著者紹介】
長野まゆみ 文
1959年東京都生まれ。1988年『少年アリス』で文藝賞受賞。2015年『冥途あり』で泉鏡花文学賞、野間文芸賞受賞。『テレヴィジョン・シティ』『猫道楽』『鳩の栖』『箪笥のなか』『チマチマ記』『デカルコマニア』『ささみみささめ』『団地で暮らそう!』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『さくら、うるわし』『カムパネルラ版銀河鉄道の夜』『45°ここだけの話』などがある。 近著は『長野まゆみの偏愛耽美作品集』『ゴッホの犬と耳とひまわり』 公式HP http://www.mimineko.co.jp 公式X(Twitter)耳猫風信社
桑原弘明 作品
1957年茨城県生れ。多摩美術大学油画科卒業。1980年代より極小のオブジェ作品を制作。1995年巖谷國士の序文を得て渋谷アートスペース美蕾樹で初個展。2000年ギャラリー椿で個展。2001年種村季弘の序文を得てスパンアートギャラリーで個展以降、毎年年末にギャラリー椿とスパンアートギャラリーで交互に個展を開く。その他グループ展、美術館での展示多数。著書に『スコープ少年の不思議な旅』(巖谷國士・文)、『Scope 桑原弘明作品集』。
内容説明
雨、波紋、等高線、球体、大航海時代、博物学的指向をともにするふたりが響きあう、なんとも摩訶不思議な書物が誕生!
著者等紹介
長野まゆみ[ナガノマユミ]
東京生れ。1988年『少年アリス』で文藝賞受賞。2015年『冥途あり』で泉鏡花文学賞、野間文芸賞受賞
桑原弘明[クワバラヒロアキ]
1957年茨城県生れ。多摩美術大学油画科卒業。1980年代より極小のオブジェ作品を制作。1995年巖谷國士の序文を得て渋谷アートスペース美蕾樹で初個展(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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