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湖畔地図製作社

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  • サイズ 46判/ページ数 128p/高さ 14X20cm
  • 商品コード 9784336075819
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

●泉鏡花文学賞・野間文芸賞受賞作家の長野まゆみと人気オブジェ作家の桑原弘明が幸福なコラボレーション!
●幻想的な博物学的短篇と摩訶不思議なスコープオブジェがおりなす、なんとも奇妙な書物がここに誕生!
本書は、泉鏡花文学賞・野間文芸賞受賞作家で多数の著作がある人気作家の長野まゆみの書き下ろし短篇を、巖谷國士に見出された人気オブジェ作家の桑原弘明が新作とともに収録する、オールカラーのビジュアルブックである。

【あらすじ】
深山の湖に迷い込んだ「私」……対岸に遥かかすむ建物は《湖畔地図製作社》というらしい。
惹かれるままに、繫がれていたボートに乗って向かってみた……。
建物に到着すると、「技師長はいない」と留守番が告げる。
すると彼は一枚の地図を目の前に広げ、不可思議な地図にまつわる話をはじめる……。


【著者紹介】

長野まゆみ 文

1959年東京都生まれ。1988年『少年アリス』で文藝賞受賞。2015年『冥途あり』で泉鏡花文学賞、野間文芸賞受賞。『テレヴィジョン・シティ』『猫道楽』『鳩の栖』『箪笥のなか』『チマチマ記』『デカルコマニア』『ささみみささめ』『団地で暮らそう!』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『さくら、うるわし』『カムパネルラ版銀河鉄道の夜』『45°ここだけの話』などがある。 近著は『長野まゆみの偏愛耽美作品集』『ゴッホの犬と耳とひまわり』 公式HP http://www.mimineko.co.jp 公式X(Twitter)耳猫風信社


桑原弘明 作品

1957年茨城県生れ。多摩美術大学油画科卒業。1980年代より極小のオブジェ作品を制作。1995年巖谷國士の序文を得て渋谷アートスペース美蕾樹で初個展。2000年ギャラリー椿で個展。2001年種村季弘の序文を得てスパンアートギャラリーで個展以降、毎年年末にギャラリー椿とスパンアートギャラリーで交互に個展を開く。その他グループ展、美術館での展示多数。著書に『スコープ少年の不思議な旅』(巖谷國士・文)、『Scope 桑原弘明作品集』。

内容説明

雨、波紋、等高線、球体、大航海時代、博物学的指向をともにするふたりが響きあう、なんとも摩訶不思議な書物が誕生!

著者等紹介

長野まゆみ[ナガノマユミ]
東京生れ。1988年『少年アリス』で文藝賞受賞。2015年『冥途あり』で泉鏡花文学賞、野間文芸賞受賞

桑原弘明[クワバラヒロアキ]
1957年茨城県生れ。多摩美術大学油画科卒業。1980年代より極小のオブジェ作品を制作。1995年巖谷國士の序文を得て渋谷アートスペース美蕾樹で初個展(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

天の川

51
湖畔の案内板に誘われてボートで辿り着いた湖畔地図製作社。留守の事務所で出会ったのは…。桑原弘明さんが作製された手のひらに載るほどの美しい金属の箱たち。レンズを覗いた向こうにある世界の何と蠱惑的なことか!ひっそりとした部屋、廃墟、庭、宇宙、サーカス…ミニチュアサイズとは思えない緻密さと漂う空気の静謐さに目が釘付けになる。箱の上部にある穴からペンライトで光を入れると驚くほどに印相が変わるのだ。ああ、本ではなく実物を手に取って覗いてみたい…。長野さんの文がさらに妄想を掻き立てる。2024/03/21

優希

44
スコープオブジェに長野さんの独特の言葉。それだけで美しくて引き込まれました。静かで静謐な世界がどこまでも広がり、神秘的な風景を見せています。2024/01/08

maxa

39
最初、よくあるミニチュア作品かと思ったのだけれど。こちら、スコープオブジェというらしい。掌に乗るような小さな金属製の小箱をスコープから覗くと、表紙のような極小の世界が広がっているのである。そこは小さなリンゴが置かれたテーブルや椅子が置いてある小さな部屋の中だったり庭だったり。しかも覗き窓とは別に小さな穴があり、そこから光を入れると光の加減で全く違った表情を見せる。精巧で緻密で本物にしか見えないような作品ばかりで驚いた。そんな作品たちに長野さんの詩的な物語が添えられている。こちらの言葉選びにも唸らされる。2024/07/07

shio

34
読友さんが読んでいた本に一目惚れ😍💕スコープオブジェなるアートを初めて知りましたが、手のひらサイズの筐体のスコープを覗くと、ミニチュアサイズの幻想世界が広がる。筐体自体も美しく、それだけでもうっとりするのに、長野まゆみさんの文章がさらに奥行きを深くする。吸い込まれるような魅惑的な空間。湖畔、地図、波紋、螺旋、千の紫、曲線の愛好家。意味は分からずとも、浸れる物語。素敵過ぎ✨✨✨2024/08/13

さく

24
桑原弘明さんの作品を見るのは『スコープ少年の不思議な旅』に続いて2作目。小さな箱の中に広がる世界。やっぱ、写真じゃなくて、実際にスコープから覗いてこの不思議な世界を見てみたいな!ペンライトの光を入れると、雰囲気がガラッと変わるのも面白い!自分でやりたーい!引っ越して東京が近くなったから、見る機会がやってくるかも!?2024/04/01

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