幽霊綺譚―ドイツ・ロマン派幻想短篇集

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幽霊綺譚―ドイツ・ロマン派幻想短篇集

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  • サイズ A5判/ページ数 440p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784336075208
  • NDC分類 943
  • Cコード C0097

出版社内容情報

『フランケンシュタイン』を生んだ、そのきっかけの書がついに邦訳!
E.T.A.ホフマンにも影響を与えた伝説の恐怖小説アンソロジー!
オペラで名高い「魔弾の射手」など厳選の恐怖小説を加えた15篇を収録。
美麗函入。


【著者紹介】

Johann August Apel 1771-1816

ドイツの小説家、劇作家。1771年ライプツィヒにて市長の息子として生まれる。ライプツィヒ大学、ヴィッテンベルク大学で法律、哲学、自然科学を学ぶ。弁護士のかたわら、シラーに傾倒して戯曲を発表。音楽通で韻律研究に従事。1801年ライプツィヒの市参事会員。文学史上の主業績は『韻律論』全2巻(1814/16)、小説家としては本書『幽霊の書(幽霊綺譚)』全5巻(1810-15)で知られる。


Friedrich Laun 1770-1849

ドイツの娯楽作家。1770年ドレスデンの銀行家の息子として生まれる。ライプツィヒ大学で法律を学ぶ。ドレスデンの『夕刊新聞』の編集者を経て、ザクセン王国の経済局秘書官などを務めるかたわら、ビーダーマイアー期の娯楽作家として200点に及ぶ長・短篇小説、詩などを残す。一躍有名になったのは本書『幽霊の書(幽霊綺譚)』にて。後継アンソロジーである『不思議の書』全3巻(1815-17)をフケーらと手がけた。


【訳者紹介】

識名章喜

1956年東京都生まれ。ドイツ文学者。1979年東京大学文学部ドイツ文学科卒、1984年同大学院博士課程単位取得退学。慶應義塾大学商学部、文学部教授を経て、現在、同大学名誉教授。ドイツ語圏SFについても著述。主な翻訳に、R. ザフランスキー『E. T. A.ホフマン――ある懐疑的な夢想家の生涯』(法政大学出版局、1994)、J. ヘルマント『理想郷としての第三帝国――ドイツ・ユートピア思想と大衆文化』(柏書房、2002)、フケー『水の精』(光文社古典新訳文庫、2016)など。

内容説明

ドイツの古城、妖精の森へようこそ。幽霊の花嫁、妖精の女王、死の舞踏、魔法の鏡、七里靴…E.T.A.ホフマンに影響を与えた伝説のアンソロジーを味わう15篇。『フランケンシュタイン』「吸血鬼」を生んだ、―そのきっかけの書。

著者等紹介

アウグスト・アーペル,ヨハン[アウグストアーペル,ヨハン] [August Apel,Johann]
1771‐1816。ドイツの小説家、劇作家。1771年ライプツィヒにて市長の息子として生まれる。ライプツィヒ大学、ヴィッテンベルク大学で法律、哲学、自然科学を学ぶ。弁護士のかたわら、シラーに傾倒して戯曲を発表。音楽通で韻律研究に従事。1801年ライプツィヒの市参事会員

ラウン,フリードリヒ[ラウン,フリードリヒ] [Laun,Friedrich]
1770‐1849。ドイツの娯楽作家。1770年ドレスデンの銀行家の息子として生まれる。ライプツィヒ大学で法律を学ぶ。ドレスデンの『夕刊新聞』の編集者を経て、ザクセン王国の経済局秘書官などを務めるかたわら、ビーダーマイアー期の娯楽作家として200点に及ぶ長・短篇小説、詩などを残す

クラウレン,ハインリヒ[クラウレン,ハインリヒ] [Clauren,Heinrich]
1771‐1854。ドイツの娯楽作家。1771年北ラウジッツ、ドブリルク生まれ。ライプツィヒとゲッティンゲンで法律を学ぶ。プロイセンで実務官僚の道を歩み、ベルリンで宮中顧問官にまで昇進した。そのかたわら感傷的でエロチックな大衆好みの作風で一世を風靡し『ミミリー』(1816)の大成功によって、ホフマンと人気を二分した

識名章喜[シキナアキヨシ]
ドイツ文学者。1956年東京都生まれ。1979年東京大学文学部ドイツ文学科卒、1984年同大学院博士課程単位取得退学。慶應義塾大学商学部、文学部教授を経て、同大学名誉教授。ドイツ語圏SFについても著述(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

63
ナポレオン時代に生まれ、「ディオダディ荘の一夜」にも影響を与えたドイツの怪奇譚。ドイツ・ロマン派の物語らしく、民話に民間信仰から実話怪談めいたものに歴史絵巻まで幅広い物語が収められている。冒頭の「魔弾の射手」から悪魔と取引した男の結末が描かれていて、嬉しくて引き込まれたし、その後も続編が今だと賛否が別れそうな実録「灰色の客間」シリーズ。ファンタジーの嚆矢を思わせる「理想」に幽霊譚が何時しか歴史物語に変わる「クララ・モンゴメリー」とどれをとっても飽きさせる事が無い。ドイツの想像力を堪能できる一冊でした。2024/12/30

翠埜もぐら

18
ドイツ・ロマン派はホフマンがイケる口だったので舐めてましたがなかなか大変でした。採集民話のような話からナンセンス風刺(?)童話まで、書きっぷりがまわりくどくて読みにくい、いや、途中で退屈してしまうことが多々ありましたが、でも話自体は面白かった! クララ・モンゴメリーは、アンリ2世時代の作中作をフランス革命時の恐怖政治時代に読むと言う二重のハラハラ感。カトリーヌ・ド・メディシスのイメージがだいぶ違った。あれ、ドイツ・ロマン派なのにフランスの話なんだ。2024/04/30

5〇5

5
200年以上前の幻想短編のアンソロジーである ♦重厚でオーソドックスな味わいがある ♣ある意味では古城の似合う古色蒼然さとケレン味の無さが、らしいといえるだろう ♥文字通り正真の幽霊話にじっくりと浸ることが出来る ♠本邦初訳となる作品多数の貴重な一冊だ。2024/04/28

ankowakoshian11

2
読了。2025/04/10

ekoeko

1
「魔弾の射手」「先祖の肖像画」「髑髏」「死の花嫁」 「幽冥界との交感」「亡き夫の霊」「灰色の客間」 「黒の小部屋」「灰色の客間・続」「花嫁の宝飾」  「逸話三篇 幽霊の城・霊の呼ぶ声・死の舞踏」 装丁が素晴らしい、ドイツの幻想小説。2023/12/17

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