出版社内容情報
※お届けは発売日より多少遅れる場合がございます。
『ジャズ・シンガー』から『ラ・ラ・ランド』までーー1960年代より本場ブロードウェイで舞台・映画を観続けてきた筋金入りの演劇研究家が〈ミュージカル映画の黄金時代〉を語りつくす。ミュージカル映画の始祖『ジャズ・シンガー』から、フレッド・アステア、ジーン・ケリー、ジュディ・ガーランドの傑作の数々、そして『シカゴ』『イントゥ・ザ・ウッズ』『ラ・ラ・ランド』といったミュージカル映画の未来を担う作品まで徹底分析!
解説=若島正
【著者紹介】
喜志哲雄
1935年兵庫県生まれ。京都大学教授を経て、同大学名誉教授。専門は英米演劇。著書に『劇場のシェイクスピア』(早川書房)、『英米演劇入門』(研究社)、『喜劇の手法 笑いのしくみを探る』(集英社新書)、『ミュージカルが《最高》であった頃』(晶文社)など。訳書にはヤン・コット『シェイクスピアはわれらの同時代人』(白水社)、ジョージ・スタイナー『悲劇の死』(ちくま学芸文庫)、ピーター・ブルック『なにもない空間』(晶文社)、『秘密は何もない』(早川書房)、『ハロルド・ピンター全集』(新潮社)、ケネス・ブラナー『私のはじまり』(白水社)、ウィリアム・シェイクスピア『から騒ぎ』(岩波文庫)などがある。2010年『シェイクスピアのたくらみ』(岩波新書)でAICT(国際演劇評論家協会)演劇評論賞受賞。2015年京都府文化賞・特別功労賞受賞。2019年兵庫県功労者「県勢高揚功労」受賞。