内容説明
母親は井戸に飛び込み、祖父は自分を殺そうとする。寒村に生きる少年の目に鮮やかに映しだされる、現実と未分化なもう一つの世界。ラテンアメリカ文学の魔術的空間に、少年期の幻想と悲痛な叫びが炸裂する!『めくるめく世界』『夜になるまえに』のアレナスが、さまざまな手法を駆使して作り出した奇跡の傑作。
著者等紹介
アレナス,レイナルド[アレナス,レイナルド] [Arenas,Reinaldo]
1943年、キューバの寒村に生まれる。作家・詩人。1965年、『夜明け前のセレスティーノ』が作家芸術家同盟のコンクールで入賞しデビュー
安藤哲行[アンドウテツユキ]
1948年、岐阜県生まれ。ラテンアメリカ文学研究者。摂南大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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