五本指のけだもの - W・F・ハーヴィー怪奇小説集

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五本指のけだもの - W・F・ハーヴィー怪奇小説集

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  • サイズ 46判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336074201
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

出版社内容情報

死霊、異常心理、怪物、狂信――
英国怪奇アンソロジーの定番作家、本邦初の短篇集。

古く平井呈一らに邦訳がなされ英国怪奇ものの一角をなすW・F・ハーヴィー。
鬼気迫る幽霊談、暗合と運命の交錯する奇譚から、精神の暗部を抉る不気味な物語まで、ときにブラック・ユーモアを漂わせて絶妙なアトモスフィアを醸しだす。

水木しげる漫画「むし暑い日」に翻案された「炎暑」、あるいは映画『五本指の野獣』の原作として後世のホラー映画に影響をもたらした「五本指のけだもの」等々、新訳が俟たれし異界への裂け目を顕わす作品をここに集成。
初訳3篇を含む新訳による珠玉のコレクション。


・初訳作品「ミス・アヴェナル」「追随者」「ピーター・レヴィシャム」


【著者紹介】
ウィリアム・フライアー・ハーヴィー (ウィリアム・フライアー・ハーヴィー)

イングランド北部の都市リーズ近郊で、裕福なクエーカー教徒の一家に生まれる。オックスフォード大学ベイリオル・コレッジを卒業、さらにリーズ大学で医学を修めた。第一次世界大戦中には軍医として海軍で働き、勇敢な人命救助をおこなったためアルバート勲功章を授与される。1925 年以降は病弱のゆえ療養生活を送り、1937 年に52 歳で没した。小説家としては怪奇もの、ミステリをものし、生前に4 冊の短篇集と1 冊の長篇を刊行。「炎暑」「五本指のけだもの」は怪奇アンソロジーの常連収録作で代表作。


【訳者紹介】
横山茂雄 (ヨコヤマシゲオ)

1954年生まれ。奈良女子大学名誉教授。京都大学大学院文学研究科修士課程英米文学専攻修了。博士(文学)。主な著書:『異形のテクスト』(国書刊行会、1998年)、『定本 何かが空を飛んでいる』(稲生平太郎名義、国書刊行会、2013年)、『神の聖なる天使たち』(研究社、2016年)、『増補 聖別された肉体』(創元社、2020年)、『コンスピリチュアリティ入門』(共著、創元社、2023年)。主な訳書:ジェフェリー・アッシュ『アーサー王伝説』(平凡社、1992年)、ローレンス・ライト『悪魔を思い出す娘たち』(稲生平太郎名義、柏書房、1999年)、マーヴィン・ピーク『行方不明のヘンテコな伯父さんからボクがもらった手紙』(国書刊行会、2000年)、ジョン・メトカーフ『死者の饗宴』(共訳、国書刊行会、2019 年)。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

64
何とも端整な怪奇小説集。冒頭のアンソロジーピースとしては外せない「炎暑」からもう本の中に惹きこまれる。不思議な出来事を二つ列挙しただけで、その後の惨劇を予感させる出来はもう名作としか呼びようがないなあ。吸血鬼や憑依といったダイレクトな怪奇小説も良いけど、個人的には「追随者」や「道具」といった何かが背後に隠れているような得体の知れなさを持つ作品が好き。表題作はどこかコミカルな面を持つ妙な一作。ブラックユーモアを持つそれは、どこかパイソンとかに通じるものを感じる。「炎暑」は暑い季節に是非読んでもらいたいなあ。2024/07/24

くさてる

21
まさに古めかしい怪奇小説で、お好きな方にはたまらないという感じの短編集。「炎暑」と「五本指の毛だもの」は以前アンソロで読んだことがある。やはりこの二作が抜きんでていると思うけれど、最後の展開が思いも寄らぬ怖さがあった「ミス・コーリニアス」が好きで。。2024/10/28

sosking

13
短編集。創作時期は、100年も前の時代のもの。怪奇物が好きな方にはたまらないのでしょうね。個人的には、読みづらかった印象が拭えません。2024/12/26

竜王五代の人

11
代表作「炎暑」をはじめ、もやもやとした不穏な雰囲気を漂わせる怪奇作品集。その中で、最後に置かれた表題作は「オフビートなユーモア」と評されている。これこそ、水木しげるにコミカライズしてほしかったかも。2025/02/15

たっきー

11
イギリスの作家による怪異譚。9編収録。医学を修めたというところが活かされているであろう「ミス・コーニリアス」が1番好み。「ミス・アヴェナル」も同様。ホラーっぽいタイトル作も好み。2024/10/13

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