内容説明
災厄を生き抜く知恵を継承する。被災と復興の証人になるとはいかなることだったか―。東北の十年を振り返り、災厄を生きる現場に学ぶ。
目次
第1章 被災と復興の証人になるとはいかなることだったか―東北の土地の物語十年を振り返る(村本邦子)
第2章 十年間、五十回以上開催のマンガ展が生み出した必然と偶然(団士郎)
第3章 災厄を生きる三陸沿岸の「土着の知」―民俗芸能・お祭り・オガミサマを中心として(河野暁子)
第4章 「災厄の民話」を“語り‐聞く”ことの意味―小野和子と「みやぎ民話の会」の活動を通して(鵜野祐介)
第5章 福島の甲状腺がんの子どもたちに寄り添う人々(藍原寛子)
第6章 福島第一原発事故の記憶はどのように構築されていくのか―関連ミュージアムを手がかりに(河野暁子・村本邦子)
第7章 災害救援者(DMAT)が臨地から学んだこと(増尾佳苗)
第8章 プロジェクトにおける「家族応援」の意味と「お父さん応援セミナー」の取り組み―日常生活のコミュニケーションにおける男性性ジェンダー作用(中村正)
第9章 証人たちの学びと成長―プロジェクトに参加した大学院生たちの物語(村本邦子・宮崎康史)
著者等紹介
村本邦子[ムラモトクニコ]
立命館大学教授、学術博士。専門は虐待、暴力、災害、戦争などトラウマの臨床(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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