内容説明
中国建築はディテールにこそ工匠による表現が溢れている。中華世界の中心である紫禁城から、四合院といった伝統的住宅に至るまで、屋根、扉、窓、基壇などに施された建築装飾を、彫刻・彩色・文様から読み解く。
目次
概論
第1章 さまざまな門の美しさ
第2章 屋根の造形
第3章 彫刻と彩色画
第4章 扉と窓の芸術
第5章 基壇とその彫刻
著者等紹介
楼慶西[ロウチンシ]
清華大学建築学院教授。1930年、浙江省杭州生まれ。1953年清華大学建築系卒業、梁思成に師事した。大学に留まり、現在に至るまで教鞭をとる。長期にわたり、中国古建築の歴史・理論研究と教育に従事し、ここ20年余りは郷土建築と古建築装飾を中心に取り組み、人々に愛される多くの書籍を著す
李暉[リホイ]
奈良文化財研究所アソシエイトフェロー。博士(工学)。1976年、中国山西省生まれ。2015年、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。奈良県文化財保存事務所薬師寺東塔出張所調査助手・仕様調査員等を経て、2018年より現職。著書に、『『営造法式』にみる中国宋代における設計原理と部材加工技術』(東京大学学位請求論文、2015年。アジア太平洋研究賞(井植記念賞)佳作受賞、2016年)など
鈴木智大[スズキトモヒロ]
奈良文化財研究所主任研究員。修士(工学)。1980年、愛知県生まれ。2005年、東京大学大学院工学系研究科建築学専攻修士課程修了、2008年、同博士課程単位取得退学。同年、奈良文化財研究所研究員、2019年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りー
ぬのさと@灯れ松明の火
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- 和書
- こころの段差にスロープを