内容説明
メチル水銀中毒症はなぜ“水俣病”と呼ばれたのか。半世紀前の出来事=“事件”の意味を捉えなおし、負の遺産が未来への知的財産となりうることを示す。
目次
第1章 長いまえおき(発端;課題整理;かなり詳しい自己紹介)
第2章 水俣病センター相思社(相思社設立から一九八九年まで;甘夏事件;第二期相思社の活動)
第3章 水俣病事件をどこから考えるのか(文献による概要;問題解決の方法=認定制度と補償のねじれた仕組み;素材としての水俣病事件;水俣病事件 三つの道)
第4章 水俣のこれから(今の水俣;JNC・チッソのこと;水俣病を伝える;結論として「お金」と「偏見差別」と「もやい直し」を解く)
著者等紹介
遠藤邦夫[エンドウクニオ]
1949(昭和24)年9月27日岡山県鴨方町生まれ。多くの職業を経た後、1987年に自給自足型のフリースクール水俣生活学校(1992年閉校)で学び、水俣病センター相思社職員となる。2003年、相思社常務理事。2015年、理事。現在株式会社ミナコレ研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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