内容説明
本巻には、中国法相宗の基『成唯識論掌中枢要』に反論する『通六九証破比量文』、最澄が送った想定問答集に対する徳一の反論にさらに反論する『決権実論』、南都六宗の超克を宣言する最澄畢生の書『法華秀句』(巻上、巻下)を、執筆年順に収める。徳一との論争は、最澄の死をもって、幕が下りる。
目次
通六九証破比量文
決権実論
法華秀句―巻上、巻下
著者等紹介
大竹晋[オオタケススム]
1974年、岐阜県生まれ。筑波大学卒業。博士(文学)。現在、仏典翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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