キャメラを抱いて走れ!―撮影監督 仙元誠三

個数:

キャメラを抱いて走れ!―撮影監督 仙元誠三

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2024年12月08日 11時17分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 449p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784336070333
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

内容説明

かすかに、ゆるやかに対象に迫っていくデッドスローとも呼ばれる移動撮影。一転して激しいブレもリフレクション(反射)も厭わず全力疾走で被写体を追跡する極限の長回し。そして、都会の闇を体現するような鮮烈な「青」の画調―それが仙元誠三撮影の映画だ。一九六九年『新宿泥棒日記』でデビュー後、七〇年代『最も危険な遊戯』に始まる東映セントラルアクションとテレビドラマ『大都会』シリーズで大暴れし、八〇年代『セーラー服と機関銃』『Wの悲劇』などの角川映画の名作を数多く手がけ、二〇〇〇年代『さらば あぶない刑事』で有終の美を飾った。松田優作、薬師丸ひろ子、仲村トオルといった個性の強いスターたちに慕われ、大島渚、村川透、工藤栄一、澤井信一郎、きうちかずひろといった名監督たちに重用され、稀代の風雲児・角川春樹と渡り合う…キャメラを抱いて日本映画史を駆け抜けた“野獣のようなキャメラマン”仙元誠三が熱い時代の多彩なエピソードを縦横無尽に語る回想録!

目次

若き日と松竹助手時代
大島渚、寺山修司、ドキュメンタリーの仕事
炸裂するアクション―石原プロでの仕事
村川透・松田優作・仙元誠三―黄金トリオの時代
角川映画のヒロインたちとともに
風雲児・角川春樹との仕事
巨匠・名匠たちとの仕事
映画監督松田優作との仕事―『ア・ホーマンス』そして突然の別れ
異業種監督たちとの仕事
九〇年代、Vシネマの時代
二〇〇〇年代の仕事と『ああぶない刑事』
さらば 仙元誠三

著者等紹介

仙元誠三[センゲンセイゾウ]
1938年京都市生まれ。58年松竹京都撮影所に入社、撮影助手として宮島義勇・成島東一郎に師事する。退社後の69年、『新宿泥棒日記』(大島渚監督)でデビュー。『キャロル』(龍村仁監督、74年)『キタキツネ物語』(蔵原惟繕監督、78年)などのドキュメンタリーから、石原プロ制作のテレビ映画『大都会』シリーズまでジャンルを超えて活躍、中でも村川透監督・松田優作主演『最も危険な遊戯』(78年)に始まる“遊戯”シリーズでは、独特の長回し撮影やブルーの強い色調の画面を確立する。80年代には『セーラー服と機関銃』(相米慎二監督、81年)『Wの悲劇』(澤井信一郎監督、84年)などの角川映画の名作を数多く手がける。『あぶない刑事』映画版シリーズ撮影でも知られ『さらば あぶない刑事』(村上透監督、2016年)は撮影担当最終作となった。2014年文化庁映画賞の映画功労部門を受賞。2020年急逝、享年81

山本俊輔[ヤマモトシュンスケ]
1975年東京都生まれ。映画監督・作家。『カクトウ便/そして、世界の終わり』(2007年)で劇場公開映画デビュー

佐藤洋笑[サトウヒロエ]
1974年神奈川県生まれ。ライター・編集者。音楽雑誌「ロック画報」編集部を経て、フリーランス活動を開始、映画ZINE「映画時代」創刊に参加。「映画秘宝」「ミュージックマガジン」「東映キネマ旬報」などで執筆する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まぶぜたろう

12
80年代を代表するキャメラマンへのインタビュー。面白くないわけがない。笑いと涙まじりのエピソードを一気読み。助手たちへのインタビューが技術面も補填し、春日某には真似のできない二人の編者の仕事ぶりが素晴らしい。■とはいえ、まぁ〜絶対仕事したくないキャメラマンではある。怒鳴られ殴られたであろう若者たちの死屍累々、監督の孤独。スタジオが崩壊し、しかし世はバブル、そんな80年代を主舞台にしているからか、どこか殺伐とし、閉鎖的、反知性的、マッチョなあり様に嫌気がさす。こりゃ韓国映画に負けるよな〜とつくづく思うね。2023/12/30

まさやん80

1
撮影監督仙元誠三のインタビューを基に、彼の足跡を追った労作。 仙元さんと言えば、青みががった色調の絵が魅惑的な撮影監督で、松田優作の遊技シリーズや工藤栄一の映画のトーンが忘れ難い。そんな仙元さんのインタビューだから、懐かしい映画の話が満載で、とても面白い。 仙元さん自身はとてもヤンチャな人だったようで、弟子たちから出るエピソードが微笑ましい。ただ、皆さん怒られたと言いながら、仙元さんを慕っている様子がよく分かる。親分肌の人だったんだな。2023/05/01

Mitsuhito Shiraha

0
フィルムとレンズで'70年代から20世紀の終焉までを走り抜けた仙元誠三の足跡の語りおろしと豊富な資料映像を纏めた労作。 一本一本が激しくヘビーな現場である事が目に浮かぶほどの緻密さとそのボリューム故、かえって旧き佳きプログラムピクチャーへの郷愁を誘う。 「女がいちばん似合う職業」の撮影エピソードが興味深く、この映画を見直してみたいと思った。2022/12/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/19848152
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。