内容説明
昭和の男達を魅了した任〓映画、九百本超。極悪非道を演じた名悪役など、その魅力を語り尽くす。
目次
第1部 仁義に生きる〓客たち(清水の次郎長―任〓映画の主人公ナンバーワン;清水の次郎長―最も魅力ある役柄;アチャラカが多くなった清水港;百花繚乱の次郎長映画;銀幕から消えた次郎長 ほか)
第2部 無法者(アウトロー)狂想曲(飛車角 人生劇場―『残〓篇』『人生劇場飛車角』が任〓路線を生み出した;飛車角と吉良常―多情多感、女への愛と義理のはざ間で苦悩する男たち;『悪名』シリーズ―“勝新”のはまり役;『悪名』シリーズ―その二 呼吸のあったコンビの縦横無尽の動き;『悪名』シリーズ―その三 勝・田宮の組み合わせは絶妙 ほか)
著者等紹介
永田哲朗[ナガタテツロウ]
1931(昭和6)年、北海道出身。早稲田大学法学部卒。双葉社を経て、1970年出版ビジネス、1975年永田社設立。月刊誌『旅と酒』『おとこの読本』『熱血小説』『マル秘桃源郷』『焼酎』。書籍『経絡の原典』『現代ビジネストレンド』等発行。チャンバリストクラブ創立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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keroppi
72
日本映画でジャンルとして確立された「任侠映画」、そのほとんど全てを網羅し語り尽くす。ここに実録ヤクザ映画は含まれない。まさに「血湧き肉躍る」作品群。私も先日WOWOWで放送していた高倉健主演の「日本侠客伝」シリーズ全11作品を観たところなので、その感動が蘇る。また、学生時代、煙草に煙る名画座で「健さん!」「純子さん!」の掛け声が響く熱い記憶が蘇る。当時、抑圧を感じていた人々が悪を叩っ斬るカタルシスに浸っていたのだ。こんな映画まであったんだと驚くところも多いこの本だが、残念なのは写真が一枚もないことだ。2021/05/17
takao
1
ふむ2025/02/16