内容説明
井上毅は、明治期における政府重要文書の多くをまとめ、憲法・皇室典範・教育勅語を起草。国を護り抜く意思と戦略にその生涯をかけた。
目次
熊本時代
官吏時代
憲法と毅
明治憲法とは何か
憲法政治と毅
教育勅語と毅
教育と毅
毅の思想
大津事件と毅
対清・対朝鮮外交
条約改正と毅
西南戦争と毅
著者等紹介
井上俊輔[イノウエシュンスケ]
昭和28年、熊本市生まれ。昭和53年、熊本大学医学部卒業。昭和57年、熊本大学大学院医学研究科修了(熊本大学体質医学研究所病理学研究部Department of Pathology,Institute of Constitutional Medicine,Kumamoto Universityで実験病理および人体病理専攻)。昭和59年、文部教官(熊本大学助手・医学部眼科学教室)。平成5年、いのうえ眼科開院。現在、医療法人菁莪斎理事長。医師・医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よしあき
5
500ページ以上のボリュームで、井上毅の残した功績をまとめてある。最も興味のある人物の1人だったので、この本を読めてよかった。 古い言い回しついても、ほとんどに現代語で訳がついており、読みやすい。 井上毅とは、凄い人物だ。ますます知りたくなった。2021/03/31
depo
3
大日本帝國憲法と教育勅語の制定に携わった、すなわち明治国家の基礎を築いた井上毅について、数多くの文献を渉猟して書き上げた労作。これを読むと、日本国憲法がGHQの中で数人でしかも7日間で作られたのに対し、大日本帝國憲法が数年にわたって苦労しながら作られたことがわかる。2020/02/01
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