終わりなき探求

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  • サイズ 46判/ページ数 389p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784336063687
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

『大地』の著者の失われた作品、40年の時を経て…。主人公の天才児、ランドルフ(ラン)・コルファックスの成長物語。ランは人生の真実と意味を追い求めて、ニューヨーク、イギリス、パリに旅する。DMZ(非武装地帯)の警備に就いた韓国では、人生を一変する出来事に遭遇―ついに愛に辿りつく。ランは才気煥発なステファニー・コンに恋をする。彼女は中国人の父親とパリで暮らし、アメリカ人の母は彼女が六歳のときに家を出たまま音信不通であった。ふたりの若者は、真のアイデンティティーを模索する。ランは貪欲な知的好奇心に悩まされ、世の中で経験することを頭のなかに組み込もうと懸命になる。ステファニーは混血の生まれゆえに疎外感を抱き、自身の二つの文化のせめぎあいを解消しようともがく。しばらくぶりに再会を果たした二人を待ち受けていたものは、ランの英知をもってしても想像を絶する結末であった。『終わりなき探求』はパール・バックが生涯大切にしていたテーマの数々が織りなされ、読者を魅了する。最晩年の著者が情熱を傾けた、著者自身に最も近い作品として、パール・バックを長年愛読してきた何百万もの読者の心に響くだろう。

著者等紹介

バック,パール・S.[バック,パールS.] [Buck,Pearl S.]
1892~1973年。中国の人々を同胞とし、その文化を紹介、中華人民共和国がいずれ世界の大国となると予見した先駆けの人。生後三か月で宣教師だった両親と中国に渡り42歳まで過ごす。コーネル大学より英語学で修士号を取得。1917年に農業経済学者と結婚、南京の北西の寒村に暮らした経験をもとに1931年に『大地』を著す。1932年にピューリッツア賞、1938年にノーベル文学賞を受賞。1934年、日中戦争の暗雲が垂れ込めると米国に永住帰国。以後、執筆活動に専念し、平和への発言、人種的差別待遇撤廃、社会的な貧困撲滅のための論陣を張った。1941年にアメリカ人、アジア人の相互理解を目的とする東西協会、1949年に国際的養子縁組斡旋機関ウェルカム・ハウス、1964年に養子を生国に留めて保護育成することを目的とするパール・バック財団を設立。1973年、米国バーモント州で80歳の生涯を閉じる

戸田章子[トダアキコ]
1963年東京に生まれる。上智大学外国語学部英語学科出身。米国Merck & Co.,Inc.の日本法人MSD株式会社に同時通訳者として勤務した後、現在公益財団法人原田積善会に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソングライン

15
新進作家として成功したアメリカ人ランの青年期を描く作者の遺作です。13歳で大学生となる天才児ランはイギリス、パリを遍歴し韓国で兵役につきやがてその才能を作家として発揮し成功していきます。父からは研究者としての心構え、祖父からはその素質と財産を受けつぎ、肉欲だけの愛の虚しさを知り、運命の混血女性ステファニーとの愛に目覚めます。そして愛だけでは超えることの出来ないステファニーの混血児としての孤独と向き合いことになります。バックの人生を俯瞰するような遺作、感動です。2022/08/20

ケニオミ

11
あの「大地」のパール・バックの遺作? 一体亡くなって何十年経っているの? そんなのあり? 等思いながらパール・バックだから半分仕方なくお持ち帰りした一冊です。それが読み始めると面白いのなんの、400ページ程の本でしたが、一気読みしてしまいました。周りがその才能を認める男性の誕生から20代前半までの軌跡を扱った作品です。自分の使命を見つけ、それに忠実に生きようとするのですが、その生き方には果たして幸福が付いて来るのでしょうか? 2020/01/22

バーベナ

6
『大地』を読んでから早30年!嘘!そのパール・バックの遺作が出てきた。天才の思考ってこうなっているの?!と驚きながら読む。ランが青年になっていくのを(成長早!)ワクワクしながら見守る。ラスト、ステファニーの選択は再びそっと『大地』に繋がったように思える。遺作ということを差し引いても、十分、面白かった。2020/02/02

パーやん

2
パールバックって女性だったんだ💦 天才児ランドルフ・コルファックスの人生。と云ってもステファニーとの別れ...迄で、その後の展開もありうるはずなのだが、如何せん「遺作」なので続きが読めないのが惜しいT_T。淡々としたあっさりとした文体だったが、面白かった。大地...もよんでみようかな。2020/03/30

みけのすずね

1
ある特別な知性を持つ子ラニーが、生まれた時から青年期ランに至るまでに経験した事すべてが記された物語。パール・バックの描写で、彼の思考や内面、感情や成長すべてに引き込まれながら、また「大地」は、こんな風に書かれたのかなというくだりもあり、興味深く読んだ。金銭的、外面的に恵まれていても、内面的には本来の自分を探求し、彼を真に理解する人たちと死に別れたり…ステファニーは父親に従順すぎて、アジアの根深い慣習に囚われた。人生は「本の一頁のように隅々まで丁寧に味わうのがいい」のだろう。2022/09/25

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